HSPだと分かったけど、繊細すぎて生きづらい現実は変わらない。
どうやったら楽に生きられるんだろう。
繊細な感覚を持っているんだね。
人と違うことを受け入れられず、大変だったね。
でも、もう我慢しなくて大丈夫。
この記事では、繊細なHSPがありのままで楽に生きていける極意を教えるよ!
- HSPの日常の悩みを解説します(あなたに当てはまるかをチェック)
- HSPが生きやすくなる3つの極意を知ることができます(実践ワークあり)
- HSPが繊細な感覚を大切にしたまま生きやすくなるコツが分かります
- HSPの日常に役立つアイテムが分かります
この記事を書くのは、心理学専門ブロガーのゆめです。
私自身が繊細な感覚を持つHSPで、
かつてはひどい人疲れに悩まされていました。
(たくさんの人に会うようなイベントに参加すると翌日は熱を出して寝込むほど…)
- 集団行動でぐったり
- 悩み相談で相手の気持ちを感じすぎてぐったり
- 人に気を使いすぎてぐったり
などなど…。
今振り返れば、
典型的なHSPの気質だったのですが、
悩んでいた当時は
「人が当たり前にできていることができない自分」を“弱い”と責めて、
「みんなと同じになろう、普通になろう」と苦手克服のための苦しい努力を重ねていました。
そんな私が現在は「HSPの気質」を受け入れ、
HSPのまま健やかに生きています。
今回の記事はHSP(繊細さん)を世に広く伝えるきっかけになった「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本(武田友紀著)を参考に、じっくり解説していきます。
この書籍は、HSP(繊細さん)の気質をまるごと認め、その向き合い方や活かし方を説いた一冊。
HSPの気質を理解し、健やかに生きていきたい人におすすめです。
詳しい書評は「【感想・ネタバレ】HSPの心理学ブロガーが「繊細さん」の本を読んでみた」でも紹介していますので、合わせてご覧ください。
【結論】HSPはHSPのまま、健やかに生きていける!
本編に入る前に、まず大切な結論からお伝えします。
「HSPは繊細すぎて生きづらい」
そう感じているあなたに朗報です。
HSPはHSPのまま健やかに、のびのびと、生きていくことが可能です。
むしろ、HSPであることを認め、受け入れ、その気質を活かしていった方が、生きやすくなるのです。
その極意が
- 自分の気質を理解する
- 自分の本音を大切にする
- 自分の得意を活かす(苦手克服をやめる)
の3つです。
それでは、極意の具体的な内容をお伝えする前に、HSPとは何かという基本と、HSPによくある悩みについて掘り下げていきましょう。
HSP(繊細さん)とは?
HSPとは、“Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)”の略。
「人一倍繊細な人」という意味を持っています。
HSPは、そうではない人を比べて、脳の神経システムに違いがあると言われています。
共感の働きを生むと言われる”ミラーニューロン”という神経細胞がHSPでない人に比べて、働きやすいのです。
そのため、人の痛みや気持ちが自分ごとのように分かってあげられる反面、人の気持ちを汲み取りすぎてしまい、キャパオーバーを起こしやすくなってしまいます。
これは先天的なもので、病気などではありません。
生まれた時から、与えられたあなたの"気質”なのです。
つまり元々、「繊細に生まれついた」ということ。
この繊細な気質は人間だけでなく、ネズミ、猫、犬、馬、猿などの高等動物にも見られます。
いずれも全体の15〜20%程度(人でいうと5人に1人の割合!)で、生き残るために一部に繊細な個体が生まれているのではないかと言われているのです。
HSP診断含め、HSPに関する基礎知識は「【HSPとは?】23の質問によるHSP診断|生きづらさの解消法あり」でも詳しく書いていますので、合わせてご覧ください。
HSPによくある悩み
HSPが繊細で、非HSPが気づかない些細なことに気づいていけるのはその気質から見れば、ごく自然なこと。
けれど、育った家庭や環境、周囲の人から
「気にしすぎ」
「細かい」
「打たれ弱い」
などのレッテルを貼られたり、
HSP特有の人を思いやる優しさゆえ、「辛い」「怖い」と感じすぎる自分の気持ちを我慢していった時、自分の持って生まれた気質に
「弱い」
「ダメ」
だという判断を下してしまうことが多くあります。
そして、弱くて、ダメな自分をなんとか改善しようと、無理を重ねてしまうのです。
HSPが生きづらいと感じやすいのは、実はHSPであるからということではなく、HSPである自分の気質を否定してしまっている「自己否定感」にあることが多いのです。
- 集団の中でうまくやっていけない自分を責める
- 慎重に仕事ができる自分を「遅い」「社会不適合者」と責める
- 人と比べて落ち込む
- 苦手や嫌いを克服しようと頑張りすぎる
自己否定
またHSPは人一倍、人の気持ちや周囲の情報を汲み取ってしまうゆえに、自分の気質と気持ちを正しく理解していないと、簡単にキャパオーバーや思考停止を起こしてしまいます。
人が困っているだろうと手を差し伸べた結果、一人で背負いすぎたり、相手の気持ちを考えすぎて、優柔不断になったり、動けなくなったり…。
「自分らしさ」や「自分がどうしたいか」を二の次にしてしまうと、結果、無理を重ねて、問題に発展してしまうのです。
- 気疲れ、人疲れ
- 人の仕事を背負いすぎる
- 人の気分に左右されたり、自分の気持ちが分からなくなる
- 眩しい光やうるさい音、悪口などの外的刺激に疲れ果てる
自分の気質と気持ちへの理解不足
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