【対策】HSPが生きやすくなる3つの極意
HSPの人が抱えやすい悩みに着目をすると、
HSPが生きやすくなる方法が見えてきます。
それが、冒頭でお伝えした3つの極意です。
- 自分の気質を理解する
- 自分の本音を大切にする
- 自分の得意を活かす(苦手克服をやめる)
それでは、一つひとつを掘り下げていきましょう。
極意その1 自分の気質を理解する
HSPは非HSPに比べて、感受性が高く、いいことも悪いことも強く受け取りすぎてしまうことが特徴。
けれど、自分の気質への理解が不足していると、
「困っているなら…」
「これくらいなら…」
「みんながやっているなら…」
とついつい自分の範疇を超えて自分にとって心地よくない物を受け取りすぎてしまいます。
人に合わせたり、周囲の当たり前に慣れようとすると、HSPは疲れてしまうのです。
そのため、HSPは過剰なくらい自分の気質を大切にしていくと、楽に健やかに生きていくことができます。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本(武田友紀著)では、「五感別!刺激の予防法」が紹介されていました。
これは自分の気質を大切に、五感から受ける刺激を最小限に抑えたり、不快なものを避け、心地よいものを取り入れる方法です。
ぜひ、できることからやってみてください。
- メガネやコンタクトレンズの度を落とす
- サングラスをする
- 伊達メガネをかける
- 縁の太いメガネをつけて「ここだけ見ていればいい」と見る範囲を決める
- ノイズキャンセリングイヤホンをする
- 耳栓をする
- イヤホンで心地よい音楽を聞く
- 肌の露出を減らす
- 心地よい素材で肌を覆う
- 明るい色の服やお守りを身につける
- マスクをする
- 好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける
- アロマペンダントをつける
- 刺激の強い食べ物を避ける
極意その2 自分の本音を大切にする
HSPがイキイキと輝く極意。
それが「自分の本音を大切にする」ということ。
この極意が最も重要かもしれません。
HSPは、感受性が高く、人の気持ちを汲み取りすぎてしまうため、相手の気持ちや組織や集団の空気感を過敏に察知します。
たとえ、相手がそれを言葉にしていなくても、表情・態度からピピッと読み取ってしまうのです。
そのため、つい相手や組織や集団のことを優先させてしまい、自分に我慢を強いてしまう傾向があるのです。
その我慢が積み重なり、ある時、「もう限界!」と感情的になってしまったり、寝込んでしまうなど、我慢→爆発のルーティーンに陥ってしまう傾向があります。
このルーティーンを抜け出す手段が、「自分の本音を大切にする」ということ。
相手や組織や集団は置いておいて、
あなたはまずどうしたい?
何が好き?
何が嫌い?
好きなものをもっと生活に取り入れ、嫌いなものとは適切な距離を持っていきましょう。
疲れたと感じるなら、大切な友人の頼みも「今日はごめんね」と断ってもいいのです。
また、
「ゆっくりしたい」
「一人で映画に行きたい」
「飲み会は行きたくない」
など、一つひとつ自分の本音を感じ、その本音に沿った行動を取ってみてください。
すると次第に自分の軸が太くなっていき、人や環境に振り回されることも少なくなっていきます。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本(武田友紀著)では、自分を本音を知る方法が3つ紹介されていました。
いずれも実践的で、本音に迷った時にすぐに使えるものです。
ぜひ、日常で取り入れてみてください。
本音を知る方法1 言葉を手がかりに読み解く
自分がやろうとしていることが、どっちの言葉がしっくりくるのかを感じましょう。
「〜したい」もしくは「〜しなきゃ」?
「〜したい」はあなたの本音の可能性がありますが、「〜しなきゃ」は義務感などからそれをしようとしている可能性が高いです。
義務感ではなく「したい」と思っていることを日常に取り入れてみましょう。
本音を知る方法2 繊細な感覚を感じる
口では「〜したい」と言っていても、本心とは異なっている場合もあります。
たとえば、「将来のために勉強をしたいけど、なかなか行動できない」など。
「繊細な感覚を感じる」はそんなシーンに有効な方法です。
やり方は至ってシンプル。
「〜したい」と口にした時(もしくはやることを具体的に想像した時)、心に湧いてくる感覚を感じてみるのです。
- 窮屈な感じがする
- 暗い気持ちになる
- 義務感がある
などを感じた時、あなたの本心と言葉がすれ違っている可能性があります。
「今は疲れてやりたくない」
そんな目の前の気持ちを大切にしていった時、自然と「〜したい!」と思えるタイミングが訪れてきます。
本音を知る方法3 自分と会話をする
この方法は日常のあらゆる迷いや困りごとにシーンに使える強力なものです。
その方法は以下の通り。
- おなかの辺りに意識を集中させ、幼い頃の自分をイメージする(2歳くらいがおすすめ)
- 幼い自分に迷っていることを聞く
「ねぇ、〜したい?」
そうすると、幼い自分のから「やだ!」「休んでからならしたい!」などの返事が返ってきたり、ふてくされるなどの反応があります。
その子の態度があなたの本音です。
それを親になった気持ちで、自分の本音の願いを叶えてあげるのです。
また、本書の中では語られていませんでしたが、「自分と会話」の自分とは“インナーチャイルド”のことです。
インナーチャイルドと仲良くなることは、人生を切り開く大きな鍵になります。
私もインナーチャイルドについては、詳しく記事を書いていますので、よろしけばこちらも参照ください。
また、「光の心理学」ではインナーチャイルドを癒すカウンセリングも行っています。
根本的にHSPを肯定していきたいなどの思いがある場合は、お気軽にお尋ねください。
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