自己肯定感が低くなる原因
自己肯定感が低くなる原因は、元を辿っていくと一つに集約されていきます。
それは、子供時代にあなたが「ありのままの存在」を認められなかったということです。
子供時代の親子の関係の中に自己肯定感が低くなる原因があるのです。
人は、幼少期から思春期にかけて自分の人生の土台となる価値観を形成していきます。
価値観を形成する素材となっていくのが、幼少期から思春期にかけての経験なのです。
例えば、家庭の中で「できたら褒められる。できなけば罰せられる」などの条件付きの愛情しかもらえなかった場合、自分そのものの存在ではなく、やったことに価値があると思うようになります。
すると大人になっても、「成果を上げられない自分には価値がない」と思うようになってしまうのです。
- 頑張らなくてはいけない
- 人に気を使わなくてはいけない
- 笑顔でいなくてはいけない
- ムードメーカーにならなくてはいけない
- お金を稼がなくてはいけない
- いい成績を取らなくてはいけない
そのままの自分で価値がないと信じているからこそ、「〜でなければいけない」という思いから行動し、外側の要素から自分に価値をつけようとしてしまうのです。
すると、ますます自分そのものに価値を見出せなくなり、素直な感情も出にくくなっていってしまいます。
自己肯定感が低い人の中には、「何を感じているのか」「どうしたいのか」など、自分の気持ちが上手に感じられないパターンも多く見られます。
自分軸をつくり、自己肯定感を高める方法4選
確かに、お母さんは私のことを認めてくれなかったなぁ…。
自己肯定感を上げていきたいけど、どうしたらいいのかな?
大人になってから自己肯定感を上げていくにはいろんなやり方があるよ。
ここでは4つの方法を紹介するね。
- アファメーション
- マインドフルネス
- ジャーナリング
- カウンセリング
1.アファメーション
カウンセリングの現場などでよく用いられる「自分自身への肯定的な言葉がけ」やその行為を指します。
「肯定する」という意味のラテン語、アフィルマレ(affirmare)が語源。
その目的は、まるで選手宣誓のように「私は〇〇します!」と宣言することで、自分の思考の方向性を決定づけたり、繰り返し言うことで自己暗示や刷り込みで新しいセルフイメージ・価値観をつくりあげることにあります。
やり方は至って簡単。
自分を肯定する言葉を毎日唱えればよいのです。
アファメーションには、気持ちがドキドキしたり、ワクワクしたり、嬉しいという気持ちが感じやすいものを選定した方が入りやすくなります。
1ヶ月も継続すると、思考にも変化が生じるようになっていきます。
自己肯定感を上げたい時は、次のようなアファメーションがおすすめです。
- ありのままで愛されてもいい
- 私は私を認めます
- 私は素晴らしい
ワクワクできるものを選定し、毎日唱えてみましょう。
シンプルですが、思考の好転が期待できます。
アファメーションのやり方やつまづきやすいポイントは次の記事にもまとめていますので、合わせてご参照ください。
2.マインドフルネス
マインドフルネスとは、1979年にジョン・カバット・ジン氏が、リウマチや末期がん患者の痛みケアのために、開発した瞑想法のこと。
その最大の特徴は、「今・ココ」に意識を向け続け、湧き出るあらゆる思念を評価せず、ただありのままに眺めるというシンプルなやり方です。
マインドフルネスがなぜ、自己肯定感アップにつながるのかというと、湧き出す感情をありのままに認める訓練になるためです。
次にマインドフルネスのやり方を記載しますが、ポイントはいかなる感情もジャッジをしないことです。
ジャッジとは、感情のいい・悪いの判断をあなたがしないということ。
憎しみ・苦しみ・恨み・嫉妬
いかなる感情が湧き出しても、感じていることに目を止めた上で、認めて、流していってください。
- 楽な姿勢で座る
- 目を閉じて、自分の目の前に川があるのをイメージする
- 呼吸に意識を向ける
- 途中で雑念が湧いてきたら、その雑念を葉っぱに乗せて川に流すイメージをする
マインドフルネスを続けることで、自己肯定感アップに繋がるだけでなく、ストレスにも強い心が育っていきます。
3.ジャーナリング
ジャーナリングとは、書く瞑想とも呼ばれ、マインドフルネス同様の効果が期待できます。
やり方はとてもシンプル。
- 紙とペンを用意します。
- 今の気持ち、悩んでいることなど書くテーマを決めます。
- 5分や10分などの時間制限、もしくは1枚文字で埋めるなどを決めて、テーマについて思いを書いていきます。
ポイントはペンを決して止めないこと。
「書くことがないなぁ」と感じたら、そのまま「書くことがないなぁ」と書いていきましょう。
ジャーナリングは書くことで感情を出すエクササイズのようなものです。
誤字脱字なども気にせず、はじめに決めた時間や紙を埋めるなどをやりきっていきましょう。
気持ちをまとめようとせず、書き続けると、思わぬ気持ちも飛び出してきたりしますし、そこから得られる気づきもあります。
マインドフルネス同様、感情にジャッジをしないことで自己肯定感アップが期待できます。
4.カウンセリング
最後の方法はカウンセリングです。
カウンセラー指導のもと行われるカウンセリングはお金・時間はかかるものの効果は一番高いものが期待できます。
なぜなら、そもそも自己肯定感が低い原因の根幹にあるのが、子供時代の価値観であるため。
これをカウンセリングの業界ではインナーチャイルド(内なる子供)と呼びます。
この子供時代の価値観を当時の気持ちを掘り下げながら、浄化したり、再度よりよいものに構築し直すことで自己肯定感は劇的に上がっていきます。
私自身もカウンセリングで人生を変えてきたひとりであり、その感動から自らもカウンセラーとして活動しています。
オンラインカウンセリングも行っておりますので、フィーリングが合うと感じていただけたらなら、お問い合わせをしてみてください。
まとめ〜自己肯定感アップ=自分軸をつくる〜
最後にこの記事のまとめです。
自分軸で生きる人は、自己肯定感が高いことが特徴。
自分軸だから自己肯定感が高いのではなく、自己肯定感が高いために自分軸になっている。
- 自己承認ができる
- チャレンジ精神がおう盛
- 他者と自分を尊重できる
- 素直
- 他者と比較をしない
- 他者の評価に振り回されない
- 自立した人間関係が築ける
子供時代に「ありのままの存在」を認められなかったという経験。
傷ついたインナーチャイルドに原因がある。
- アファメーション
- マインドフルネス
- ジャーナリング
- カウンセリング
ありのままをあなたを愛し、強い自分軸をつくっていきましょう。
この記事があなたの役に立てることを願っています。
最後に。
自分軸で生きていくための完全ロードマップは「【保存版】自分軸とは?|自分軸で生きていくための完全ロードマップ」でもまとめていますので、合せてご参照ください。
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