
転職活動をしているけど、転職においての自分軸ってどうやって見つけたらいいのかな?
転職には自分軸を持った方がいいと聞くけど、自分軸の見つけ方が分からない。

この記事ではそんな悩みに答えていくよ。
- 自分軸で転職をするメリットは「人生の目標に最短でたどりつくこと」
- 【転職用】自分軸を見つけ方2パターン
- 自分軸を活かした転職活動3ステップ

私はこれまで4社以上、転職をしてきました。
転職は人生の中で、スキルアップや本当にやりたいことに近づくための必要なステップです。
多くの転職をしてきた私が得意とする「心理学」の側面から、あなたの夢に近づくための転職方法をお伝えします。
転職における自分軸の大切さ

転職をするにあたって「自分軸」という考え方はとても大切になっていきます。
自分軸とは、人生の主軸を「自分の価値観」においた生き方のこと。
自分軸で生きている人が大切にしているのは「〜したい」といった信念や感情です。
「それをやりたいか」
「行きたいか」
「楽しいか」
そういった自分の価値観と照らし合わせて行動を決めているため、他人に振り回されることなく、自分の価値観に沿った目標に真っ直ぐ進むことができるのが特徴です。
では、転職においてなぜ「自分軸」が重要なのか。
それを説明するために1本の動画を用意しました。
これは作家・講演者のサイモン・シネック氏がTEDの舞台で「本物のリーダー」が持つ資質について語った動画です。
彼は人々を魅了するリーダーや企業は、必ず「なぜそうするのか」というWHYが行動理念になっていると語っています。
なぜ、アップル社の製品は魅力的なのか。
それは品質がよいからでも値段が的確だからでもありません。
アップル社は「次代にイノベーションを起こす」という一つの理念によって、様々な製品・サービスを提供しており、私たちは彼らの「WHY(なぜそうするのか)」に共感し、突き動かされているのです。
これは人一人の人生においても同じことが言えます。
転職という人生の岐路に立った時、「なぜ、転職を考えているのか」「転職をすることで得たいものは何か」といった自分の本質の価値観と向き合うことで、転職を通して本当に求めるものが見えてきます。
すると、企業選び方も迷いがなくなり、履歴書に書く文言、面接で話す言葉も芯の通ったものになり、転職先での働き方もそこで得たいものを得ようという能動的なものに変化していきます。
転職によってあなたの人生をよりよい方向に向かわせていくためにも、まず自分の価値観に立ち返る「自分軸」という考えをする必要があります。
自分軸で転職することのメリット

自分軸で転職活動をすると得られるメリットは、転職で成功を収めやすくなるということでしょう。
それはきちんと自分の価値観に沿った企業選びや対策ができるためです。
価値観に沿うとは、簡単なようで案外難しいものです。
例えば、エージェントに「安定して働ける企業」を勧められて、その言葉を受け入れたとしても、あなたの価値観が求めるものが「自分のスキルを活かしたい」だったとしたら、転職活動そのものはスムーズにいっても転職後に企業とミスマッチを起こしてしまいます。
結果、その企業で働くことに次第に違和感を感じるようになってしまうかもしれません。
あなたの価値観に与えられる影響は直接転職活動で接するエージェントだけではありません。
- 社会や一般論
- 両親
- 友人
- 恋人
など。
世間から身近な人々まで、そもそも人は周囲の様々な意見に影響を受けながら自分自身の価値観も構築していっています。
- 大企業は将来安泰
- 今の年齢で別業種にチャレンジするのは危ない
- 企業選びで大切なのは福利厚生
など、「〜した方がいい」「〜はやめておいた方がいい」といった価値観を受け止めることも大切なことではありますが、それがあなたの望むものに沿っているとは限らないのです。
自分の価値観に沿うと、その企業を選んだことを満足できますし、働き方もより前向きに変わっていきます。
「転職活動における成功」とは、転職そのものがスムーズに行くことだけでなく、本当にあなたが満足した企業で働くことで無事に成功を収めたと言えるもの。
自分の価値観を大切にすることで、世間や人のものさしではない目線で企業を選ぶことができ、本当の成功を収めやすくなっていきます。
そのために、実際の行動を始めるより先に自分軸と見つけることが大切なのです。
【転職用】自分軸の見つけ方

転職活動を成功させていくために、必要な自分軸の見つけ方は次の2つです。
- WHYを見つける
- 価値観×才能×情熱で見つける
それでは、それぞれのやり方を見ていきましょう。
自分軸の見つけ方1:WHYを見つける
冒頭で紹介したサイモン・シネック氏が語るように、あなた自身の「WHY」を探し出していきましょう。
紙とペンを用意して、次のようにあなたの「WHY」をあぶり出していきましょう。
〜回答事例〜
Q1:なぜ、あなたは転職をしようと思っていますか?
ースキルアップをしたいから。
Q2:なぜ、スキルアップを目指していますか?
ーWEBデザイナーを目指しているが、今の仕事は修正メイン。デザイナーとしての基礎スキルを磨きたい。
Q3:なぜ、デザイナーとしての基礎スキルを磨きたいと思うのですか?
ー何かをクリエイティブすることが好きだから。好きなことを仕事にしたい。
Q4:なぜ、好きなことを仕事したいと思いますか?
ー満足感に繋がるから。でもゆくゆくは絵やデザインで独立したい。
Q5:なぜ、独立を検討していますか?
ーもっと自由に生きていきたい。
Q6:なぜ、自由に生きていきたいと感じますか?
ー企業で働くこともいいが、ネットで場所問わずに仕事ができる現在、海外移住も夢見ている。
Q7:なぜ、海外移住を夢見ていますか?
ー人は本来、自由に生きていける生き物だと思うから。自分の人生と通して、好きなことで自由になるを体現したい。
このように「なぜ」という質問を自分に繰り返していくことで、あなたの行動の本当の動機が見えてきます。
先ほどの例では「自分の人生と通して、好きなことで自由になるを体現したい」という行動動機が見えてきました。
そうした時、選ぶべき企業は単純にデザインの基礎スキルが磨けるところではなく、自由度の高いリモート推奨や退職した人がフリーでも働きやすいかどうかなども選択の判断に入ってきます。
先の例では「デザイン(好きなこと)×いかに自由度があるか」で探すことが自分軸に沿っていると言えるでしょう。
サイモン・シネック氏の「WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う」では、人々を動かす「なぜそうするのか」の動機づけがインスパイア型リーダーの本質であることを語っています。
この考えは、組織の中だけでなく、自分自身の人生の方向性を決めるのに、とても大切な考え方です。
自分軸で人生を切り開いたリーダーの考え方を知りたい方はぜひ、参考にしてみてください。
また、自分軸になっていくために読むべき本は「【自分軸になるために読むべき本5選】自分軸を強化し、思い通りの人生を!」でもまとめています。
ぜひ、あなたに合った一冊を見つけてみてください。

自分軸の見つけ方2:価値観×才能×情熱で見つける
次に、おすすめする自分軸の見つけ方は、「価値観・才能・情熱」の3つの視点からやりたいことを探し出していく方法です。
このメソッドは、「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」で語られているもの。
このメソッドのよいところは、単純に「やりたい」と本人が普段意識していることだけでなく、多角的な視点から分析していくことで、本人でさえ見えなかった本当にやりたいことを探し出せる点です。
本書では「価値観」「才能」「情熱」を探り出すいくつかの質問が用意されています。
例えば、「才能」に関する質問では、
Q1:一番充実していた体験は?
Q2:最近イラッとしたのはいつ?
Q3:周囲に聞く自分の長所は?
など。
同じように、「価値観」と「情熱」の分野でも質問に答えていくことで、3つの視点で共通する分野、つまり「情熱があり、自分の価値観に沿った才能ある分野」を見つけ出すことができるのです。
強みを分かった上で、企業の選択を行えば、マッチングの確率もぐんと上がるでしょう。
また、「情熱があり、自分の価値観に沿った才能ある分野」に進むことで、現場でも活躍しやすくなります。
私も「心理学×未来予測ブロガー」と名乗っていますが、この本を読んでブログの方向性を決定しました。
「【図解】やりたいことの見つけ方|価値観×情熱×才能で今から見つけ出す!」では、本書のメソッドを詳しく解説しています。

読みながら取り組んでいくことで、「本当にやりたいこと」を見つけていくことができるので、合わせて参照にしてください。
そのほか、私のブログではあなたの自分軸度の強さを診断することもできますので、自分軸がどの程度の強さか知りたい人は「【あなたの自分軸度診断】14問の質問に答えるだけ|診断後の対策もあり」もご覧ください。

コメント
コメント一覧 (2件)
読み進めていくうちに
自身が悩んだ状態にあった場合
どんどん軽やかになっていく感覚がありました。
それは、スタート悩んでいる目線で物事を捉えて下さりそこから具体的な解決方法を選択出来る道を魅せてくれているからです。
これからも豊かさのシェア楽しみにしています。
ありがとうございます。
ヒロキングさん
ありがとうございます。
私も転職が多かったため、お役に立ちたいと思いました。
読んでくださり、本当にありがとうございます。
また、遊びにきてください。