【赦せない相手を赦す方法】恨み、憎しみからの開放

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ゆめ

あなたには赦せない人はいますか?

それは、あなたにとってどんな人ですか?

きっと、この記事を見つけてくれた人は、赦せないその人を赦したくて辿り着いたのだと思います。

そんなあなたに向けて、心の荷が下ろせるよう「人を赦す方法」をお伝えしていきます。

目次

相手ではなく、まず自分を赦そう

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相談者

赦せない相手を赦したい


その気持ちと矛盾するようですが、まず相手を赦そうと思わなくても大丈夫です。


「赦せない相手」ではなく、「相手を赦せない」と思っている自分の心を赦していきましょう。


なぜなら、赦せないと感じる心の奥には、あなたの叶えたい願いがあるからなのです。


憎しみに蓋をすることは、あなたの願いにも蓋をしてしまうことなので、感情にはジャッジをせず、ありのままを認めていくことで赦しが訪れやすくなっていきます。


どういうことなのか、私の体験を交えてお話していきます。

私はシングルマザーの母の元、一人っ子として生まれました。


母の意識は120%私に注がれ、
大切に大切に育てられました。



私はおとなしく、自己主張をせず、母の言うことを聞いて
真っ直ぐ素直に育っていきました。



そして、25歳の時に大噴火を起こしました。


「私はあなたのお人形じゃない!!」


未熟な私がその時、母に伝えたかったのは「私の人格を認めて」ということでした。


けれど、うまく伝わらず、
母もいい子だった私が突然豹変したことに驚き、関係は「絶縁」寸前に至ります。



私は2年程、母と連絡を絶ちました。


そして、心理学に没頭します。


とにかく苦しくて、自分の心の状態が知りたかったのです。
自分を救いたかったのです。



そして、2年が経った頃の春。


母はガンになりました。


その知らせを聞いた時、とても怖かったのを覚えています。


見る影もなく痩せていたらどうしよう」
「その姿を受け止められるだろうか」



いろんな思いが去来し、私の足を田舎から遠ざけました。


これまで私にとって、母は世界と同じくらい大きな存在でした。


強大で、この人がNOと言えば、世界はみんなNOというものだと思っていました。


大好きで、愛していて、愛されたくて、
でも願ったようには愛されなかったという思いから、
私は母に反抗して母を憎むことで「愛されたい」という気持ちを発散したのです。



憎しみの奥には、私の満たされなかった願いがありました。


けれどいざ会ってみると、
母は「小さくて」「弱い」存在に変わっていました。



母の「死」というものを身近に感じた時、
ふっと自分のなかで「もういい」と赦す気持ちが訪れました。



「もういいや」
「願ったように愛されなくても、生きていてくれればそれでいい」



それは「人を赦す」ということを初めて体感した瞬間でした。


赦しとは、自分のなかにある願いへの執着を手放すことだったのです。

憎しみの奥にある願いを掬いあげる

光を救うイメージ画像

人は欲求が満たされなかった時、まず「満たしてほしい!」と相手に訴えます。


けれど、その願いが届かず、気持ちが無視され続けた時、「もういい」と拗ねていきます。

  • 愛されなかった
  • 認められなかった
  • 理解されなかった

その思いが積み重なった時、相手を憎んだり、恨んだり、嫌うことで、「満たされなかった気持ち」から自分を遠ざけていこうとします。


だって、どうせ手に入らないなら、それを見ることそのものが辛いから……。


けれど、本当は赦せていない相手を無理に赦そうとすることは、根本の自分の満たされなかった気持ちを満たすことに繋がっていきません。


だから、まず相手を赦すのではなく、自分の気持ちを赦してあげてほしいのです。


「そりゃあ憎いよね。だって、○○してほしかったのにしてくれなかったもんね」


あなたにとって、憎い相手を思い浮かべた時、○○に当てはまる言葉はなんでしょうか。


それが、あなたの願いです。


自分の気持ちを無視して、相手を赦そうとすることはあなたの願いを無視してしまうことになりかねません。


憎しみの奥にあるあなたの願いを掬い出してあげてください。


訓練として効果的なのは、自分の願いを自分で叶えてあげることです。


愛してほしいと感じるのなら、「愛しているよ」と自分に言ってあげてください。

認めてほしいと感じるのなら、今日一日の自分を労い、努力をほめてあげてください。


すると相手に求めていた「愛」や「承認」は自分のなかにもあることに気づいていけますし、相手からもらえなくても大丈夫と、相手への執着が薄れていきます。


私も母を赦したきっかけが、「もう私が願ったように愛されなくてもいいや。ただ、生きていてくれればそれでいい」


そう思えたことで執着が手放せたのです。


また、書店などで売られている引き寄せ手帳や引き寄せ本の教則を使って、自分の願いにフォーカスして、前向きな行動を起こしてみるのもいいでしょう。


「引き寄せ」の実践トレーニング (宝島社文庫)は引き寄せの入門として非常に分かりやすい一冊。


ワークもついているので、引き寄せ体験をしながら、感覚をつかんでいくことができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。


「赦せない人を赦す」

まるで禅問答のような難題ですが、
憎しみの奥にある願いを自分で救ってあげることで突破口は見えてくると思います。


本日の学びです。

本日の学び
  1. 赦せない相手ではなく、相手を赦せないという気持ちを持っていることをまず赦そう
  2. 赦せない理由はなんだろう。憎しみの奥にあるあなたの願いを見つけ出そう
  3. その願いを自分で叶える訓練をしよう
  4. ①-③を意識することで、「執着」を手放すきっかけをつかみ取ろう
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