こんにちは。心理カウンセラーのゆめです。
今日は「気持ちを話すと涙が出ちゃう理由と改善方法」というテーマでお話しをしたいと思います。
- 気持ちを話すと涙が出ちゃう理由
- 改善方法2選「枕たたき」とアファメーション
どうして? 気持ちを話すと涙が出ちゃう
あなたは
「そこまで大きな問題でなかったはずなのに、
気持ちを話そうとすると言葉に詰まったり、
涙と共に怒りや悲しみが一気に溢れ出してしまう」
このような経験はありませんか?
そして、
「涙が出てしまうため、
結局、気持ちをうまく言葉にできなくて、
話したいことの半分も伝えられていない」
こんなジレンマも経験している方もいるかもしれません。
気持ちを話そうとすると涙が溢れてしまうコミュニケーションは気持ちの消化不良を起こしやすいばかりか、相手との会話も深刻になってしまいがちです。
なぜ、泣きたいと思っているわけでもないのに、気持ちを話そうとするだけで、涙が出てしまうのでしょうか?
なぜ、あなたは「涙と一緒」ではないと気持ちを伝えられないのでしょうか。
実は、あなたは相手との間にある「問題」に対して泣いているわけではないんです。
そんなはずはない。私はその問題で悩んでいて、そのことに対して、相手に気持ちを話そうとしたから泣いている!
そんな風に思うかもしれません
でも実際、あなたが思い悩んでいた問題って号泣をしてしまうほどの大きなことでない場合もありませんか?
それなのに、ただ気持ちを話そうとするだけで涙が出る。
それはあなたが泣く別の理由があるからなんです。
そして、あなたが「泣いている」の本当の理由に気づかないと、この涙ありきのコミュニケーションは改善していくことが難しいのです。
実は私も、長年、涙ありきのコミュニケーションで苦しんでいました。
けれど、それは「性格の問題」と思っていたのです。
私は口下手で、言葉にするのが苦手だから、自分の気持ちを人に話そうとするとうまく話せなくてもどかしさから涙が出るのだ、と思っていたんです。
そのため話すのが苦手だから、と文章などで自分の気持ちを言葉にしていました。
またそうやって、時間をかけないと伝えたい言葉が出てこなかったんです。
ただ、
時間をかけないと伝えたい言葉が出てこない
これ自体が、問題だったんです。
この記事をご覧のみなさんも過去の私と同じように、「時間をかけないと伝えたい言葉が出てこない」という悩みを抱えていませんか?
そのことが本音を話すと涙が出る理由に繋がっていきます。
気持ちを話すと涙が出る本当の理由
あなたが「気持ちを話そうとすると涙が出てしまう」のは、単なる性格の問題ではありません。
「口下手」だから、「気持ちを話す言葉が出てこなくてもどかしい」から、そんな単純なことではないのです。
あなたの涙には大切な理由があります。
そして、そのことをちゃんと理解してあげないと、あなたはこの先、人とのコミュニケーションで問題を抱えやすくなってしまいます。
人との関わりの中で、自分自身で首をしめてしまい、疲れたり、辛くなりやすくなってしまうのです。
現在、カウンセラーとして活動する私も、過去には涙が勝手に出る理由が分からないせいで人間関係に大きな問題を抱えてしまっていました。
過去の私が、涙が勝手に出る理由を分かって対処していれば、長年、辛い思いをせずに済んだのです。
みなさんに、そのことを避けてもらうためにも、この記事では「本音を話すと涙が出る本当の理由」を伝えていきたいと思います。
もちろん対処法もお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回紹介する対処法を実践することで、気持ちを話すたびに涙してしまう現状を変えていくことができますし、人とのコミュニケーションもスムーズにしていくきっかけになっていきます。
とてもシンプルな方法ですので、ぜひ自分のものにしていってください。
それでは、早速本題に入っていきます。
まず、あなたが気持ちを伝えようとする時に出てくる涙。
これは相手との間にある「問題」に対するものではありません。
もちろん、一切関係ないとは言いません。
相手との間にある「問題」は少なからず、涙のきっかけにはなっているのですが、それだけであなたは涙を流している訳ではないのです。
では、あなたは一体何に涙しているのかというと、結論、「ずっと我慢をしている」ことに涙しているんです。
具体的に何を我慢しているのか。
それは
“そもそも人に気持ちを話すこと”
を我慢しているのです。
- 人に自分の気持ちを伝えられない
- ありのままの自分を見せられない
だって…
- 嫌われるかもしれない
- 否定されるかもしれない
そんな思いがあなたの中にあって、あなたは普段からずっと自分の気持ちを人に素直に話すことを我慢してしまっているのです。
だから、気持ちをいざ話そうと思うとこれまでの我慢が溢れて、涙まで出てきてしまうのです。
ではなぜ、あなたはここまで自分の気持ちを人に素直に話すことを我慢してしまっているのでしょうか。
それは、あなたが子供時代に親や周囲の人に「素直な自分」「ありのままの自分」を受け止めてもらった経験が少ないからです。
普段から、私の記事を見てくださっている方はもうご存知かもしれませんが、人の価値観は幼少期〜思春期の子供時代につくられます。
その時期に、親があなたを気持ちを
- 否定する
- 無視する
- 条件つきでしか認めない
などのことが日常的にあると、あなたは「素直な自分はダメだ。人に嫌われるのだ」といった価値観を形成していきます。
すると、大人になってからも人前で素直な気持ちを口にすることができなくなってしまうのです。
素直な気持ちを言って親や周囲の人に「否定」されてきたので、素直な気持ちを話すこと自体が怖いのですね。
あなたはもうずっと昔から我慢をしているはずです。
よく思い返してみてください。
- あなたは子供時代、親の顔色を伺っていませんでしたか?
- そして、今も人の顔色を伺っていませんか?
- 素直な気持ちを口にすることを「怖い」と思っていませんか?
もしくはこんな経験はないでしょうか。
本当はAが欲しいのに、人からBの方がいいよ、と言われて、自分は納得をしていないのにBを選んでいないでしょうか?
あなたは子供時代から自分の気持ちを押さえて、人の意見を受け取り続けてしまっているため、もう長いことずっと我慢を重ねてしまっているのです。
1つ1つの我慢は些細なことかもしれません。
けれど、それが何年・何十年と積み重なるとどうなるでしょうか?
小さな我慢も積み重なれば、とてつもないストレスになります。
「塵も積もれば山となる」というやつです。
そして、人の我慢には「限界」というものがあります。
その限界値を超えた時、あなたは人にやっと気持ちを伝えられるのです。
そして、限界まで我慢をしてしまっているため、辛かった思いも一緒に溢れ出してしまうのです。
それがあなたが涙を流してしまう理由なのです。
あなたは我慢の限界で、涙を流しているのです。
涙のコミュニケーションの弊害
この「我慢→限界→涙のコミュニケーション」を繰り返すとどうなっていくでしょうか。
それは冒頭でもお伝えしたように人とのコミュニケーションで問題を抱えやすくなってしまいます。
ただ、それはまだよい方です。
もっと悪化をしてしまった場合、我慢の糸がプツンと切れた瞬間に無気力になったり、何もかも諦めたくなってしまうこともあります。
考えると辛いかもしれませんが「うつ病」なども、我慢が一つの要因になっています。
そうならないためにも、あなたはこの我慢が限界ギリギリのコミュニケーションを改善していく必要があるのです。
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