【広告の未来予測】行き着く先は広告の“死”という現実

目次

ウェブ3.0の始まりの鐘「ビジュアル検索」

ビジュアル検索イメージ

ウェブ3.0の始まりの鐘、それが「ビジュアル検索機能」と呼ばれるものです。


例えば、スナップチャットはアマゾンと提携をして、アプリのカメラをものに向けるとその商品や似た商品へのリンクが表示されます。


また、ピンタレストも複数のビジュアル検索ツールを提供しています。


文字を入力しなくてもピンタレスト上のコンテンツやカメラで撮影した画像を元に、新しい画像を探すことができるのです。


2017年にリリースされた「Googleレンズ」というアプリは、ビジュアル検索機能を備えたリアルタイムの検索エンジンです。


例えば、友人の持つ気になった靴を撮影したのなら、同じ商品や似た商品名が一覧で検索されます。


ただ、それだけでなく「Googleレンズ」はカメラを通して風景全体の情報を分析し、読み解くことができます。


英文をその場で翻訳したり、公園で見かけた花の分類、通り沿いに建つビルの歴史まで、知りたいことを言語化せずとも教えてくれるのです。


「ビジュアル検索機能」で最も先をゆくのは、大手家具メーカーのイケアでしょう。


イケアが作った「IKEA Place」というアプリでは、カメラ機能を使って自宅のリビングを採寸。


そこにAR機能でイケアの家具を配置することができるという物です。


採寸の手間いらずで、模様替えのイメージを簡単にビジュアル化してくれるのです。

イケアのアプリ「IKEA Place」

「ビジュアル検索機能」は今はスマホを通した検索に止まっていますが、これがARグラスがARコンタクトレンズが普及をすると、それこそあなたの見るという行為に伴って、様々な検索が行われ、そこにナチュラルに広告が挟み込まれていくことでしょう。


それはあなたの「知りたい」という欲求を言語化の前に行ってくれる機能なので、現在のコンテンツを中断させる広告のような煩わしさを感じることもありません。


利便性を兼ね備えた新しい広告の形は、ユーザーも満足度の高い物になっていくと思われます。


そして、「ウェブ3.0」時代の「ビジュアル検索機能」の終焉の先に、ジャービスのような人工知能による自動の提案が始まり、私たちは買い物を人工知能に任せるようになって行きます。

広告のない世界の稼ぎ方

広告のない時代の稼ぎ方イメージ

さて、ここまで広告の“死”までの未来予測を見てきました。


広告が消滅するまでにはまだ猶予はありますが、ここで心配になってくるのが広告代理店や、広告費で利益を得ているインフルエンサー、YouTuber、ブロガー、アフィリエイターなどの未来です。


かくゆう私もブロガーなので、この点はしっかり押さえておきたいところです。


今回、広告の“死”と共に存続が危うくなる職業の生き残り方の参考にしたのが、メディアアーティストの落合陽一さんの「働き方5.0」です。


テクノロジー同士が融合し、爆発的な進化と産業破壊が起きる新時代に、身に付けたい力について綴った一冊です。


本書は時代に左右されない本当の力とは何かについて、言及しています。


未来の情報を手に入れることは今後の指針を図るために大切なことですが、同時に「働き方5.0」のような書籍も読み、「流行り物」ではない力を磨くことをおすすめします。


流行りには必ず、廃れが付き物。


けれど、本質を磨くことで、時代に左右されない力を手にすることができるのです。


それでは、広告のない世界の稼ぎ方のポイントを見ていきましょう。

クリエイティブクラスとして生きよ!

広告がなくなった=仕事がなくなった


そうなる前に個人として「クリエイティブ・クラス」を目指していきましょう。

クリエイティブ・クラスのイメージ


クリエイティブクラスとは、AIや人工知能に代替できない「創造的専門性を持った知的労働者」のことを言います。


AIや人工知能に駆逐されていく産業の中で生き残っていくには、新しい価値を享受する側に立つのではなく、社会に新しい価値を提供していく側に立つ必要があるのです。


クリエイティブクラスとは、まだ誰も見つけていない「問い」の答えを持つ人です。


つまり、プラットフォームを使うのではなく、プラットフォームになれということ。

なぜ、人は悩むのか

なぜ、建物に継ぎ目があるのか

人工知能と人間の違いは何か

解き明かされていない「問い」を追求し、あなたの興味のある分野での専門家を目指していきましょう。


あなたの答えが社会の役に立つもので、ニーズがあるほど、あなた自身に需要が生まれます。


そして、あなたがその分野のプラットフォームになっていけます。


自分の市場価値を高める最大の秘薬がクリエイティブクラスになるということです。


この考えは時代に左右されない本質的なものであります。


【クリエイティブクラスとは?】好きなことに100%時間を使う働き方のススメでも詳しく記載していますので、合わせてご参照ください。

自分の商材を持て!

「クリエイティブ・クラス」を目指す過程で、メディアに発信をしていきましょう。


そして、SNS・ブログ・YouTube・音声メディアで発信するだけでなく、そこからサブスクリプションや情報商材の販売につなげましょう。


プラットフォームであるあなたの情報の価値が高ければ、人は自ずとついてきます。


SNS・ブログ・YouTube・音声メディアは自分の商材に人を集めるための装置です。


広告がゆくゆく駆逐されていく未来が見えている中で、広告で食べていくことゴールにしてはいけませんし、まして企業の広告塔のようになってもいけません。


「お金を払えば紹介してもらえる」というイメージがその人についてしまうと、あなたの「クリエイティブ・クラス」としての情報の信憑性そのものが下がってしまいます。


あなたはあなたの信念を持って、社会にある問いに真摯に向き合うことです。


広告はあなたの信念に一致する商品であれば紹介すればいいですし、そうでないのなら自分の価値そのものを商品に変えて人に届けていきましょう。

まとめ~広告の未来を知り、自分の行動を考えよ~

未来の広告イメージ

いかがだったでしょうか。


以下、この記事のまとめです。

広告の死までのシナリオ
  • Googleは「検索前する前に」欲しい情報が表示される『検索前』の前の世界を目指している
  • 『検索前』の前の世界の実現は、人工知能に買い物を任せる世界に行き着き、それが広告の終わりになる
広告の死までに訪れるトレンド
  • 広告の完全な終わりの前に訪れるトレンドはビジュアル検索
  • ビジュアル検索が3次元の世界に移行する頃にはSNSマーケティングが終わる
広告のない世界の稼ぎ方
  • まだ誰も見つけていない「問い」の答えを持つ人「クリエイティブ・クラス」として時代に左右されない知恵を磨く
  • 「クリエイティブ・クラス」として商材を持つ

広告の時代のいく先を見据え、時代に左右されないあなた本来の力を磨いていくことが本質的であり、とても大切なこと。


知らないで流れに乗っていることと、知っていて選択をすることには雲泥の差があります。


積極的に知恵を手に入れにいきましょう!

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未来の広告予測イメージ

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