
人からどう思われているかが気になる…。
相手に合わせすぎてしまい、苦しくなる…。
どうしたら堂々と生きていくことができるのかな。
そのような悩みは「他人軸」になってしまっていることから起きています。
他人軸とは、「人生における主軸」が他人になっている生き方のこと。
他人軸で生きると、人からの評価や社会の目を気にし、他人の価値観に振り回されてしまうことから、「生きづらさ」やストレスを抱えやすくなってしまいます。
けれど、日本は「同調圧力」という言葉もあるように、他者との調和を大切にする傾向があります。
そこには、社会全体ではなくとも親からの教えも含まれます。
- 上場している企業に勤め、ホワイトカラーとして生きることがいいことだ
- 結婚は女性の幸せだ
- 親の言うことは聞かないといけない
もしくは、
- 離婚は恥ずかしいことだ
- 仕事は長く勤めなくてはいけない
- 失敗や挫折はいけないことだ
けれど、他人軸になることは、あなたらしく生きることから遠ざかる行為。
そのために、人生の主軸を自分に取り戻す「自分軸」と言う生き方が大切になっていきます。
この記事では「他人軸」と「自分軸」の違い、そして「他人軸」の生き方を「自分軸」にシフトしていく方法を解説します。
- 自分軸と他人軸について
- 自分軸と他人軸の思考の違い
- 他人軸になってしまう原因
- 自分軸で生きていくための方法

自分軸と他人軸の違い

自分軸・他人軸の「軸」とは、「人生における主軸」を意味します。
つまり自分軸とは、人生の主軸を「自分の価値観」においた生き方のこと。
対して、他人軸は人生の主軸を「他人の価値観」においた生き方のことです。
それでは、それぞれの生き方を具体的に見ていきましょう。
自分軸の生き方
自分軸で生きている人が大切にしているのは「〜したい」といった信念や感情です。
「それをやりたいか」
「行きたいか」
「楽しいか」
そういった、自分の価値観と照らし合わせて行動を決めているため、他人に振り回されることなく、ストレスを抱えにくいことが特徴です。
また、自分の信念や感情を優先しているため、他者の評価をあまり気にとめない傾向があります。
やりたいことをやろうとした時、周囲からは応援もあれば、心配や要らぬ揶揄が飛んでいることもありますが、自分軸がしっかりしている人は、周囲の意見に振り回されることはありません。
選ぶのは自分と決めているため、「自由」とそこに伴う「責任」を手にしているのです。
そのため、失敗も成功もきちんと受け止めることができます。
自分軸がしっかりしている人は精神的な自立をしていると言えるでしょう。
他人軸の生き方
他人軸で生きている人は「〜しなければならない」といった気持ちから行動を起こす傾向があります。
「それをやらなければいけない」
「行くべき」
「みんなを楽しませなければ」
そこに自分の気持ちは反映されておらず、社会や親の意見や価値観が基準になっています。
けれど、周囲の価値観を汲み取り続けることは、いろんな意見がある中で外側に振り回され続けると言うこと。
結果、ひどい人疲れに陥ったり、人間関係でストレスを抱えやすくなってしまいます。
また、他人軸で生きている人は、やりたいことをやろうとアクションを起こせない傾向があります。
それは自分を突き通すことがひどく「わがまま」で「自分勝手」で「自己中心的」と思ってしまうため。
自分を通すことはできずに、人ばかりを優先させてしまうのです。
他人軸で生きている人は自己肯定感が低く、人から嫌われることを極端に気にかけています。
自分軸と他人軸の思考の違い

ここで、より簡潔に自分軸と他人軸の思考の違いをまとめていきます。
両者を並べることで、違いを把握しやすくなると思います。
自分軸…自分の信念や感情
他人軸…他人や世間のルールや価値観
自分軸…「〜したい」
他人軸…「〜しなければならない」
自分軸…自己肯定感が高く、嫌われることを気にしない
他人軸…自己肯定感が低く、人に嫌われることを恐れる
自分軸…自分のやりたいことで、今の自分に対して挑戦する
他人軸…自分を突き通すことを「わがまま」と捕らえるため、チャレンジをしにくい。する場合は、対自分ではなく、対他者との競争になる
自分軸…自分基準で動くため、自分を曲げてまで人に合わせない傾向。そのためストレスを抱えにくい
他人軸…他人基準で動くため、他人の意見に振り回され、ストレスを抱えやすい
あなたの他人軸度チェック
これまでの傾向を踏まえ、あなたが他人軸で生きているかのチェックを行っていきましょう。
質問は全部で10問があります。
素直な気持ちで答えてみてください。
- 昔から周りの空気を読むことが得意 〔YES NO〕
- 小さな頃から「いい子」と言われることが多い 〔YES NO〕
- 大多数の意見の中にいると安心する 〔YES NO〕
- 他人から言われたことに影響されやすい 〔YES NO〕
- 相手の望んでいることが分かる 〔YES NO〕
- 相手の些細な言葉や行動に一喜一憂してしまう 〔YES NO〕
- 自分の言動が相手に与えた影響を考えて悩むことが多い 〔YES NO〕
- 自分のいいと思ったことでも相手に否定をされるとやめてしまうことがある 〔YES NO〕
- 人から嫌われることが怖い 〔YES NO〕
- 自信がない 〔YES NO〕
YESの数が多いほど、他人軸で生きている傾向があります。
そんな方は、この先でストレスを抱えやすい原因と根本の対処法を書いていますので読み進めてみてください。
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