他人軸を抜け出す3つの方法

う〜ん。
他人軸の原因って掘り下げるとすごく根深いんだね…。
この根深い状況をどうしたら抜け出すことができるのかな?

他人軸はあなたが過去から作り上げた価値観が原因。
他人軸になっている度合いにもよるけど、人目を気にしすぎてしまう場合は、カウンセリングをおすすめするよ。
方法1:カウンセリング

他人軸を本当に抜け出したいと願う時、最も的確で早い手段はカウンセリングになります。
なぜなら、「認められること」を行動原理としてしまう本当の原因は、過去に受けた傷にあるためです。
あなたの価値観を変えていくには、まず傷を癒すところからはじめなくてはいけません。
カウンセリングによる癒しとは、「過去に感じた感情を味わい直すこと」を言います。
これを心理学業界では「未完の完」と言います。
人は、見たくない感情を閉じ込めてしまう性質がありますが、感情を閉じ込めたところでその感情は消えません。
それどころか、傷となって残り、あなたの人生にいろんな影響を与え始めるのです。
感情は言葉にして発散したり、感じ直すことで、浄化されていきます。
子供の気持ちにかえり、泣いたり、「こうして欲しかった」「お母さん、認めて」と言うことで未消化の感情がやっと終わるのです。
そして、認められたかった過去を発散し終えたら、自分で自分を認めると言う段階に入っていきます。
みっともないと思える気持ちも自分で認めてあげることが、自分軸構築への一歩です。
信頼できるカウンセラーと二人三脚になって、あなたの過去を癒していってください。
あの時の気持ちを解きほぐしていくほど、「これは過去のものだったのだ」という自覚と共にまるで夢から覚めていくかのように、現実が変わっていきます。
私もオンラインカウンセリングを行っていますので、他人軸から自分軸に変わっていきたい、と感じる方はぜひお気軽にお尋ねください。

方法2:アファメーション
カウンセリングほどではないものの、一人でも取り組める手段のひとつにアファメーションがあります。

カウンセリングの現場などでよく用いられる「自分自身への肯定的な言葉がけ」やその行為を指します。
「肯定する」という意味のラテン語、アフィルマレ(affirmare)が語源。
その目的は、まるで選手宣誓のように「私は〇〇します!」と宣言することで、自分の思考の方向性を決定づけたり、繰り返し言うことで自己暗示や刷り込みで新しいセルフイメージ・価値観をつくりあげることにあります。
自分軸構築に役立つ、アファメーションは心理学カウンセラーの心屋仁之助さんもおすすめしたいたものをお伝えします。
それが
「お母さんを捨ててもいい」
です。
この言葉を、毎日つぶやいてみてください。
言うだけで涙が出たりする場合はそのまま続けてOK。
感情が揺れ動いている証拠です。
「そんなことできない」など、ひどい抵抗感がある場合は、その抵抗感の正体を見つけて、さらにそれを口に出してみてください。
抵抗感の正体は次のように自問自答をしながら見つけていきます。
「お母さんを捨ててもいいわけない」
ーどうして?
「怖い」
ー何が怖い?
「愛されなくなる」
ー愛されかった?
「うん。愛されたかった」
このような答えが出た場合、まずは「お母さんに愛されたかった」と呟いていきましょう。
傷ついた価値観を自分で癒していくには本音を見つけて、吐き出すことが有効です。
方法3:マインドフルネス
「認められよう」としてしまう他人軸の傷を浄化するのに、有効なのがマインドフルネスです。
マインドフルネスとは、1979年にジョン・カバット・ジン氏が、リウマチや末期がん患者の痛みケアのために、開発した瞑想法のこと。
その最大の特徴は、「今・ココ」に意識を向け続け、湧き出るあらゆる思念を評価せず、ただありのままに眺めるというシンプルなやり方です。
- 楽な姿勢で座る
- 目を閉じて、自分の目の前に川があるのをイメージする
- 呼吸に意識を向ける
- 途中で雑念が湧いてきたら、その雑念に「いいよ」と言って気持ちを味わう

通常、マインドフルネスでは気持ちを流すイメージをすることが多いのですが、傷が深い他人軸の人には「いいよ」と気持ちを許容するやり方がいいでしょう。
この時、どんな気持ちにも「いいよ」と言ってあげてください。
「お母さんに認められたかった」
ーいいよ
「愛されたかった」
ーそう感じていいよ
「悲しい」
ー悲しいね。悲しんでいいよ
そうやって、自分から湧き出す気持ちを味わい、全てに許可を出し続けることで感情の浄化に繋がっていきます。
大きな感情浄化がきた時は、一人で処理しようと思い過ぎずに気軽にカウンセラーも尋ねてください。
まとめ〜認められたい自分を許そう〜

私自身も長年、他人軸で生きている原因に気づかず、苦しんでいました。
人からの評価を気にしてしまうのも、人の中で緊張してしまうのも性格なのだと思い込み、無理に前向きになろう、努力しようと、改善とは真逆の行動を繰り返していました。
けれど、他人軸の本当の原因は傷ついた過去の記憶なのです。
その記憶があなたの今の価値観を作り上げ、現在もそのパターンを繰り返しているだけなのです。
「認められたい」というあなたの気持ちは、あなたの過去を考えるととても自然なもの。
「認められたい」気持ちを否定せず、許し、その自分の姿を愛していってください。
自分の気持ちを認め続けることで、自分の気持ちを大切にするという自分軸の気質も育っていきます。
地道な道ですが、今の自分を信じ、一歩一歩進んでいきましょう。
以下、この記事のまとめです。
他者が人生の主軸になっている生き方のこと。
他人軸の状態は、選択をする時や行動をする時に、周囲の人にどう思われるのかを重視する。
幼少期に両親に「ありのままの自分を認めてもらえなかった経験」が原因。
すると自分の存在そのものには価値を感じられず、人から認められた時、評価をされた時、初めて自分に価値が生まれると思うようになっていってしまう。
- カウンセリング
- アファメーション
- マインドフルネス
カウンセリングはお金・時間共にかかるが最も効果あり。
アファメーションとマインドフルネスが自分一人でも取り組むことができる。
今、他人軸で苦しんでいるあなたの心が少しでも軽くなれば幸いです。
最後に。
自分軸で生きていくための完全ロードマップは「【保存版】自分軸とは?|自分軸で生きていくための完全ロードマップ」でもまとめていますので、合せてご参照ください。

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