
ギバー、テイカー、マッチャーってよく聞くけど、私はどのタイプに当たるんだろう?
自分のタイプが知りたい。

この記事では、アダム・グランド著の「GIVE&TAKE」を元にしたギバー、テイカー、マッチャー診断を行うことができるよ。
自分の現在のタイプを知った上での対策も用意しているので、結果を確認するだけじゃなく、今後の自分の行動の指標に役立ててみてね。
- 3つの質問で分かるギバー、テイカー、マッチャー診断
- 診断結果を元にしたギバー、テイカー、マッチャーそれぞれの行動改善対策

この記事を書くのは未来予測×心理学ブロガーのゆめです。
元イラストレーターだったことを活かし、イラストを用いりながら、分かりやすく診断テストを再編集しています。
ギバー、テイカー、マッチャーとは

ギバー、テイカー、マッチャーとは、組織心理学者アダム・グランド氏が著書「GIVE & TAKE」の中で唱えた人間の分類3タイプを表す言葉です。
「GIVE & TAKE」の私の書評は「【全力書評】“GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代”を心理学ブロガー読んでみた」もご覧ください。
様々なギバーとテイカーの人生ドラマが掲載されているので、自己診断だけでなく、人を見抜く目を養うことができます。

以下、ギバー、テイカー、マッチャーの簡単な紹介になります。
- ギバー…人に惜しみなく与える人
- テイカー…真っ先に自分の利益を優先させる人
- マッチャー…損得のバランスを考える人(ギバーとテイカーの中間)

ギバー、テイカー、マッチャーの詳しい解説は「【ギバー、テイカー、マッチャー】3タイプを徹底解説|成功者になるのは誰?」でしていますので、合わせてご覧ください。

ギバー、テイカー、マッチャー診断

ギバー、テイカー、マッチャーの診断は次の2つの方法で行うことができます。
行動経済学や実験経済学などにおいて用いられる、お金の采配の関する心理ゲームのこと。
2人1組で行われる。
本記事が参考にしている「GIVE & TAKE」の著者アダム・グランドがTEDの中で語ったギバーとテイカーを見分ける質問。
それでは、実際に診断をしてみましょう。
診断は「最後通帳ゲーム」が2問、「あなたが影響を与えた人は?」が1問あります。
ぜひ紙とペンをご用意の上、診断をしてみてください。
結果は全ての質問に答え終わった後に用意しています。
なお、各質問はポイント制になっていて、どのポイントが高いかで、あなたの現在のタイプが判明します。
最後通帳ゲーム
想像しながら、読んでみてください。
あなたはテーブルに座っています。
テーブルの向こうには初対面の男性Aが座っていて、彼は1000円を手にしています。
彼はテイカーです。
「1000円を分けよう」と言い、あなたに200円を差し出してきました。
あなたには「承諾」か「拒否」の2つの権利が与えられていますが、金額を交渉することはできません。
「承諾」をした場合、あなたが200円、Aが800円で交渉成立です。
「拒否」をした場合、二人ともお金を受け取ることができません。
あなたの「承諾」か「拒否」が、最後通牒です。
さて、あなたは「承諾」と「拒否」どちらを選びますか?

先ほどと同じシチュエーションで、見知らぬ男性Aと向かい合ってテーブルに座っています。
今度はあなたがAに1000円を分ける番です。
Aはあなたの分配金を「承諾」か「拒否」する権利を持っています。
Aの「承諾」か「拒否」が、最後通牒です。
Aが「承諾」をした場合、あなたの分配額で商談が成立。
「拒否」をした場合、二人ともお金を受け取ることができません。
なお、Aと会うのはこの日限りでこの先、あなたがAに会うことはありません。

あなたは次の3通りの中から、お金の分け方を選ぶことができます。
- あなたが500円、Aが500円
- あなたが600円、Aが400円
- あなたが400円、Aが600円
さて、あなたはどれを選びますか?
「あなたが影響を与えた人は?」
あなたがこれまで影響を与えたと思う人物を4人、あげてください。

この質問はたったこれだけです。
過去を思い出し、あなたのおかげで影響を与えられたと思う人をあげてみてください。
これまで紹介した診断は、アニメーションでも作っておりますので、動画でご覧になりたい方はこちらもどうぞ。
ギバー、テイカー、マッチャー診断の結果

それでは、診断の結果を発表していきます。
「承諾」を選んだ場合 → 「ギバー」ポイントが1
「拒否」を選んだ場合 → 「マッチャー」ポイントが1
最後通牒ゲーム1は、相手がテイカーとして振る舞ってきます。
相手の交渉を拒否した場合、あなたは200円を受け取れなくなり損をしてしまいますが、マッチャーの場合、相手の仕打ちに報いたいと言う気持ちが働きます。
結果、自分の取り分を犠牲にした上で、相手もイーブンになるような選択を行う傾向があります。
- あなたが500円、Aが500円 → 「マッチャー」ポイントが1
- あなたが600円、Aが400円 → 「テイカー」ポイントが1
- あなたが400円、Aが600円 → 「ギバー」ポイントが1
最後通牒ゲーム2では、今度はあなたに分配の権利が与えられています。
マッチャーの場合はバランスを取る傾向が、テイカーの場合は自分の分配金を多くする傾向があります。
ギバーは相手に多くを渡したい傾向がありますが、相手に拒否をする権利があることを踏まえ、「拒否されないように」相手の分配金を多くすると考えた場合は知略のあるギバーと思われます。
自分より権威・影響力の高い人をあげた場合 → 「テイカー」ポイントが1
自分より権威・影響力の低い人をあげた場合 → 「ギバー」ポイントが1
全てのポイントを加算し、どのポイントが高いかであなたの現在のタイプが分かります。
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