【ギバー、テイカー、マッチャー】3タイプを徹底解説|成功者になるのは誰?

成功する他者思考ギバーのイメージ
相談者

ギバー、テイカー、マッチャーって最近よく耳にするけど何かな?

成功するのに必要な概念って本当?

ゆめ

SNSなどあらゆるメディアで情報が溢れるようになった現在、「誰から物を買うのか、何を選ぶのか」の基準の一つになっているのが相手への「信用度」

これからの時代は、「信用時代」とも言えるんだ。

その中で、成功したい人・豊かに生きていきたい人に欠かせないのが、ギバー、テイカー、マッチャーという概念なんだ。

なぜなら、ギバー、テイカー、マッチャーは「人の信用」と大きく関わってくる考え方だから。

この記事ではギバー、テイカー、マッチャーとは何か?

どんな意味なのか?

そんなことを徹底解説するね!

この記事の内容
  • ギバー、テイカー、マッチャーとは何か?
  • ギバー、テイカー、マッチャーの割合
  • 成功者の「他者思考型ギバー」になるための方法
この記事の信憑性
ゆめプロフィール
Twitter:@hikarinoshinri

元エディターライター兼イラストレーターでもあった筆者が、図解を用いりながら分かりやすく解説していきます。

目次

ギバー、テイカー、マッチャーとは?

ギバー、テイカー、マッチャーとは、世界一のビジネススクール「ペンシルベニア大学ウォートン校」の教授、アダム・グラント氏が提唱した人間の思考と行動を3タイプに分類した言葉。

  • ギバー・・・与える人
  • テイカー・・・受け取る人
  • マッチャー・・・バランスを取る人

また、アダム氏は、世界の人々の「働く意義を変えた」とまで言われる著書「GIVE & TAKE」の中でこのように語っています。

パワーレスの時代がはじまった。

アダム・グラント著「GIVE & TAKE」


これまでは強く言う者、「我」を通すものが、得をしてきました。


けれど、これからの「信用時代」においてはそのようなパワーはあまり発揮されていきません。


「信用時代」は他者と自分を一体と捉え、全体に対して、与え、慈しみ、優しく接する人間性がその人の豊さと直結してくると言うのです。


本記事が参考にした書籍がこちら。


人の思考の根本から成功の意味を問う、魂を震わせるビジネス書です。

ギバー、テイカー、マッチャーの種類

ギバー、テイカー、マッチャーの3タイプイメージ

それでは、ギバー、テイカー、マッチャーの3タイプをより深く見ていきましょう。

ギバー(与える人)の特徴と行動

ギバーは他者を中心に捉え、相手が何を求めているかに注意を払うタイプです。


与えることに対し、見返りを期待することもなく、手を差し伸べることができます。


仕事においては、自分の時間やエネルギー、知識、アイディア、人脈などを惜しみなく人と分かち合おうとします。


これを聞くとまるで聖人のように思うかもしれませんが、ただ、人の利益のために行動することを心がけるタイプということ。


助け合い、分かち合いの精神があるのです。


ギバーはさらに次の2つのタイプに分けることができます。

自己犠牲型・・・他者利益には興味が関心があるが、自分の利益には無頓着なあまり、人に与える一方で自分の利益を損なってしまうタイプ。

他者思考型・・・他者利益と自己利益の双方に興味関心があり、受け取るより多く与えるが、自分にもしっかり他者から還元されていくため自己利益を損なわないタイプ。

テイカー(受け取る人)の特徴と行動

テイカーは常に、与えるより多くを受け取ろうと行動します。


GIVE&TAKEの関係の中で、自分が有益になるように持っていき、相手が望んでいることよりも自分の利益を優先していきます。


テイカーにとって、世の中は食うか食われるかの競争社会。


人より成功するためには、人よりも上にいなければいけないという思考があります。


テイカーは縦社会の中で生きているのです。


ここまで話すとテイカーは傲慢で横柄な態度な人をイメージするかと思いますが、テイカーでも愛想のよい人はいます。


ただ、愛想がよくても、自分の利益や取り分を優先する姿勢は変わりません。


相手から取り分をもらうために、愛想よく振舞うのです。


しかしたいていのテイカーは冷酷でもなければ、非常でもありません。


食うか食われるかの世界に生きているため用心深いだけなのです。

マッチャー(バランスを取る人)の特徴と行動

マッチャーはギバーとテイカーのちょうど中間のタイプ。


与えることと受け取ることのバランスを取ろうとしていきます。


マッチャーは常に公平という観念に基づいて行動します。


与えられなければ与えないし、何かをしてもらったら「お礼をしなければ」という気持ちに駆られます。


人を助ける時には助ける見返りを求めることで、自らの行動から損益が出ないようにと自己防衛していきます。


マッチャーは相手の出方に合わせて、助けたり、しっぺ返しをするなど、立ち位置を変えていくのです。


GIVE&TAKEの関係において、相手と常に五分五分になるように行動します。



自己犠牲型ギバー、他者思考型ギバー、テイカーの分布は次の通りです。


マッチャーちょうど十字の中間のイメージです。

ギバー、テイカー、マッチャの分布図
※アダム・グラント著書「GIVE &TAKE」の図解を元に筆者が作成

ギバー、テイカー、マッチャーの割合

ギバー、テイカー、マッチャーの割合は次の通りです。

  • ギバーは全体の25%
  • マッチャーは全体の56%
  • テイカーは全体の19%
ギバー、テイカー、マッチャーの割合を示す円グラフ
※アダム・グラント著書「GIVE &TAKE」のデータを元に筆者が作成

バランスを取ろうとするマッチャーが多いのは頷けますが、意外なことにテイカーが一番少ないのです。


さらにギバーも全体の4分の1と少なくないことが分かります。


ただギバー、テイカー、マッチャーというタイプは先天的なものでもなければ、全てのシーンでひとつに固定されるものでもありません。


テイカータイプの中にもマッチャー的な部分もありますし、家族にはギバーとして振る舞ってもビジネスシーンではマッチャーになることもあります。


人の中にはそれぞれギバー、テイカー、マッチャー的な要素があり、どの割合が大きいかでその人が現在ギバーであるか、テイカーであるか、マッチャーであるかが決まっていきます。


ギバー、テイカー、マッチャー診断は「【ギバー、テイカー、マッチャー診断】3つの質問で判明|診断後の対策あり」から行うことができます。

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