【ギバー、テイカー、マッチャー】3タイプを徹底解説|成功者になるのは誰?

目次

ギバー、テイカー、マッチャーのうち、新時代に成功するのは?

ギバーが成功するイメージ画像

さて、「ギバー、テイカー、マッチャー」という人間の3つのタイプの内、どのタイプが成功していくのでしょうか?


その答えは、ギバーです。


これからの時代は情報がより開け、自分の利益を優先したテイカーの戦略も見抜かれやすくなっていきます。


人に与えることの豊かさを知っているギバーに信用が集まり、結果、彼らは豊かに発展していくのです。


ところが、「GIVE & TAKE」の中では、一番成功しにくいのも「ギバー」であるという調査結果が出ています。


一番成功しやすいのはギバー、続いてマッチャー、テイカーと続き、最後にまたギバーがきます。

ギバー、テイカー、マッチャーの成功のしやすさ

1位:ギバー

2位:マッチャー

3位:テイカー

4位:ギバー

なぜ、同じギバーの中で成功するタイプと成功しにくいタイプがいるのでしょうか。


そこには冒頭で述べた、ギバーの2つのタイプが関係しています。


先程のランキングをさらに分かりやすく記述すると次のようになります。

ギバー、テイカー、マッチャーの成功のしやすさ

1位:他者思考型ギバー

2位:マッチャー

3位:テイカー

4位:自己犠牲型ギバー

他者利益を優先するあまり、燃え尽きやすい自己犠牲型ギバーは総じて、受け取ることが苦手な人々です。


彼らは与える一方で、人から利益が受け取れず、成功しにくくなってしまいます。


ところが、他者利益と同じように自己利益も考えられる他者思考型ギバーには、信頼と利益の双方が集まっていきます。


信頼の厚い彼らは、例え一時的な損失が出たとしても、長期的な目線で大きな利益として回収していくことができます。


ずば抜けた成功をおさめる人は、総じて他者思考型ギバーであることが多いのです。

成功者「他者思考型ギバー」になる方法

他者思考ギバーのイメージ

成功者の他者思考型ギバーになっていくには、まず、テイカーを上手に避けることが大切です。


自己犠牲型ギバーと他者思考型ギバーの最大の違いは、このテイカーとの付き合い方にあります。


自己犠牲型ギバーは相手がテイカーであろうとも、惜しまずギブします。


テイカーは与えるより受け取ることを多くしようと行動するため(もしくは、ギバーやマッチャーのようにお返しをすることはないため)、ギバーが与えれば与えるほど、利益・エネルギーは吸い取られていってしまいます。


対する他者思考型ギバーは、最初はテイカーにも惜しまずギブするものの、相手がテイカーだと把握できると、ギブするのを止めて、テイカーとの付き合い方をマッチャーへと変更します。


つまり、テイカーが与えるならお返しするけれど、そうでないのなら与えないという姿勢に変えていくということです。


自身を削ってまで全ての人に等しく与えてしまうと、自分自身を傷つけてしまうこともあることを他者思考型ギバーは心得ているのです。


ギバーのテイカー対策については「【テイカーの特徴と誰でもできる4つの見分け方】テイカーを避けることが成功者への鍵!」でも詳しく書いていますのでご覧ください。


カナダの心理学者ラリー・ウォーカーとジェレミー・フライマーが行った調査では、他者思考型ギバーは他者重視であるだけ出なく、利己的であることが証明されました。


また、ビル・ゲイツは世界経済フォーラムでこのような言葉を残しています。

人間には2つの大きな力-利己心、他者を思いやる心がある

ビル・ゲイツ


ビル・ゲイツが主張したように、2つの力を掛け合わせた時に人は成功への階段を登っていくことができるのです。


まず、自己犠牲型ギバーは、利己心を大切に、自分から奪う者へのギブを止める必要があるのです。


また、自分も人も大切にするという意味で、

  • 他者だけでなく、自分のことを思いやりながら与える
  • 与える時間をまとめる(自分の時間を大切にする)
  • 周囲からのサポートを受け入れる(与えてもらうことも怠らない)

など、心地よい与え方や受け取り方を研究していくことで、自己犠牲型ギバーが陥りがちなバーンアウト(燃え尽き症候群)を防ぎ、健康的にギブを継続していくことができるようになります。


結果それが他者思考型ギバーへの変容になっていくのです。


成功者ギバーのなり方への完全ロードマップは「【図解】ギバー&テイカー|成功者ギバーとして生きるための完全ロードマップ」でも書いていますので、合わせてご参照ください。

日本人は潜在的ギバーが多い

潜在的なギバーが多い日本のイメージ

アメリカでは、一人ひとりの人間性はギバーであっても、ことビジネスになると極端に「テイカー」社会であることが、「GIVE & TAKE」の中で書かれています。


それは、「アメリカ人が」ということではなく、「競争」による成功が正しいという理念が、アメリカの歴史や文化に根付いているため。


けれど、他者をおもんぱかることを善とする日本は、ビジネスにおいても潜在的ギバーが多いと言われているのです。


ところが2021年現在、GDP(国内総生産)がアメリカ、中国についで第3位の日本ですが、国民1人当たりのGDPはなんと世界25位。


潜在的成功者が多く、かつ有数の経済大国と言われる日本の国民一人あたりの生産性はとても低いことをご存知でしょうか。(グローバルノート - 国際統計・国別統計専門サイト 統計データ配信のデータ参照


この原因は閉鎖的な島国という特徴から、古きを重んじ、時代による変化や革新を受け入れがたい国民性がであることが挙げられます。


変化をすることに抵抗・反発しやすい国民性のため、時代に合わせた仕事の効率化が進みにくいのです。


そもそも日本の経済システムは、人手があることを前提に作られているため、出生率がさがり、人口ピラミッドもつぼ型に移行してしまった現在、その経済システムはもう機能していないに等しいのです。

日本の人口ピラミッド:「平成27年(2015年)国勢調査(抽出速報集計)」(総務省統計局より)

そんな時こそ、潜在的ギバーたちが、他者思考型ギバーへと変わり、利己的×他者を思いやる心で「豊かになること」に真剣に向き合わなければいけません。


このまま、衰退する日本経済の中で、自身のギバーの才能を活かせず、国と共に衰退していくことは非常にもったいないことです。

まとめ〜日本人の潜在ギバーの力を開花させよ〜

いかがだったでしょうか。

ゆめ

ギバー、テイカー、マッチャーについて話ながら、最後は日本経済まで発展しちゃった。

けれど、私たちが持っている成功者思考を活かしきれないのはとてももったいないことだから、これを機に思考を変えていきたいよね。

以下、この記事のまとめだよ。

  • ギバー・・・与える人
  • テイカー・・・受け取る人
  • マッチャー・・・バランスを取る人
  • ギバーは全体の25%
  • マッチャーは全体の56%
  • テイカーは全体の19%


成功者になるのは、ギバーの中でも利己心と他者重視を併せ持つ「他者思考型ギバー」。


他者思考型ギバーになるためのポイントは、次の通り。

  • テイカーを避けること(テイカーにはマッチャーとしての対応を)
  • 他者だけでなく、自分のことを思いやりながら与える
  • 与える時間をまとめる(自分の時間を大切にする)
  • 周囲からのサポートを受け入れる(与えてもらうことも怠らない)

日本人の潜在的ギバーの力を活かし、一人ひとりが豊かに発展していきましょう!


心優しいあなたの成功をお祈りしています。

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成功する他者思考ギバーのイメージ

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