就職活動をはじめているけど、自分軸が分からず、企業選びに苦戦している。
就職における自分軸ってどうやって見つけたらいいのかな?
納得いく企業の内定がほしい。
こんな悩みに答えていきます。
突然ですが、あなたの「自分軸」は何だと思いますか?
自分軸は就職活動において、とても大切な判断基準になってきます。
まず、企業選び。
就職活動で、何十社も企業にエントリーしていると「何がよいのか」「本当はどうしたいのか」次第に自分の目的が分からなくなってしまうもの。
これを心理学用語で「ジャムの法則」といいます。
コロンビア大のシーナ・アイエンガー教授によって提唱された法則で、選択肢が多すぎると、選ぶことに困難を感じてしまう心理作用のこと。
コロンビア大学ではジャムの法則に関して、スーパーでジャムを使った試食販売の実験を行いました。
用意したジャムは次の2パターンです。
- 6種類のジャム
- 24種類のジャム
どちらの方が購入されたと思いますか?
種類が多い方が購入につながるかと思いきや、売れ行きがよかったのは圧倒的に「6種類のジャム」を用意した時でした。
人は選択肢が多すぎると、ストレスを感じ、何が欲しいのか分からなくなってしまうのです。
そんな時に役立つのが「自分軸」です。
確固たる自分の軸があると目的に向かってストレートに進んでいくことができます。
将来を決める大切な就職活動において、まず自分の基盤を固めることは内定を勝ち取るための必須条件といえるでしょう。
この記事では、就職活動で自分軸がブレて分からなくなっているあなたに、自分軸の見つけ方と自分軸を活かした就職活動の方法を伝授します。
- 自分軸を持つことで納得した企業を選ぶことができます
- 自分軸の見つけ方は自己分析をすること
- 自分軸を活かした就職活動は「自己分析」→「企業の絞り込む」→「企業分析・受け答えの用意」の3ステップ
それでは、さっそくいきましょう!
自分軸とは
自分軸とは、人生の主軸を「自分の価値観」においた生き方のこと。
そして、就職活動における自分軸とは、自分の価値観を大切に企業を選び、価値観を基盤にしたプレゼンをすることをいいます。
自分軸をしっかり持つことで本来の目的に向かって、まっすぐ進むことができるようになります。
就職活動で自分軸を持つ4つのメリット
就職活動で自分軸を持つことで多くのメリットを得ることができます。
どのようなメリットがあるのか具体的に見ていきましょう。
入社後のミスマッチを防げる
まず、一番のメリットが入社後のミスマッチを防げるということでしょう。
自分軸があやふやなまま就職活動を進めると、自分にとって何が大切なのか、気持ちよく働ける環境なのかが見えなくなってしまいます。
すると、本来のあなたに合わない企業を選んでしまい、入社後のイメージギャップなどで早期退社に繋がることになってしまいます。
就職活動はあなたのものです。
「周囲や対外的によいと言われる企業」があなたにとってのベストなのかは、必ずしもイコールではありません。
けれど、迷うような時もあなたが自分の軸で取捨選択をすることで、ミスマッチを事前に防ぎ、納得いく企業にエントリーすることができるのです。
就職活動が効率よく進む
自分の中に「こうしたい」「こうありたい」という自分軸を持つことで、就職活動を効率よく進めることができます。
その理由は、自分に合わないと思える企業へのエントリーを事前に避けることができるため。
就職先を絞り込めた上で、面接に臨むことができれば、冒頭の「ジャムの法則」にのっとって、少ない選択肢に絞り込んだ上で、自分にとってのベストを見つける確率が高くなります。
夢に最短で進める
あなたの人生の目的は「企業に就職をすること」ではありません。
就職活動を一生懸命行っている中で、この点を見落としがちになりますが、あなたの人生の目的はあなたの人生を豊かに、そして幸せにしていくことなのです。
そのための一つの選択として、今、就職活動をしているのであって、就職そのものがゴールではありません。
自分軸を見つめ直すことで、「なぜ就職するのか」の原点に立ち返ることができます。
もし、自分の幸せや夢の通過点に就職があるのではあれば、それはあなたにとってベストな選択。
あなたの夢をグッと近くに引き寄せやすくなります。
逆に、あなたのやりたいことや幸せが就職の先にないと思うのであれば、起業やフリーランスなど、そのほか選択をしてもいいのです。
それも自分軸を定めることで、目的と手段が一致しやすくなります。
内定をもらいやすくなる
自分軸を持つことで、説得力のある志望理由を語ることができ、企業の内定をもらいやすくなります。
きちんと自分の目的に沿って、企業にエントリーすることで、あなたの本質の部分を企業側にプレゼンすることができるので、企業側からも「芯のある人材」と思ってもらいやすくなるのです。
しかしただ、あなたの軸を語るだけでなく、あなたという人材が企業にとってどう役立つのかという相手側が欲しいものをリサーチし、プレゼンすることも大切です。
企業に自分という素材をどうアプローチしていくのかをすり合わせをしていった時、相手からも「うちにマッチする人材だ」と思ってもらえる確率が高くなります。
そのためにもまず基盤となる自分軸をしっかり持つことが大切です。
自分軸の見つけ方
自分軸が大切なことはすごく分かった。
でも具体的にどうやって見つけていけばいいのかな?
就職活動における自分軸は2つの「自己分析」で見つけていくことができるよ。
自己分析ツール「My anaytics」の活用
自分軸を見つけるには、自己分析ツール「My anaytics」を活用することで見つけていくことができます。
この「My anaytics」では、36の質問に答えることで、あなたの強み・弱み・適職を全16タイプに分析することができます。
実際、私も活用してみたところ、「挑戦的な企業家」という分析結果が出ました。
実際、私は自分で考え、自分で選択し、失敗も成功も経験しながら、豊かに生きたいという気持ちが強い性質です。
まさに今、ブロガーとしての独立を目指していますし、現在の私の思考というものを見事にあらわしてくれる結果でした。
大人でも楽しめる内容ですので、自己分析にぜひ活用してみてください。
「価値観・才能・情熱」から見つける
より精密に自分の軸を定めていきたい時は、「価値観・才能・情熱」の3つの視点からやりたいことを見つけていきましょう。
このメソッドは、「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド」で語られているもの。
多方面から自分を見つめることで、「得意」「好き」「やりたい」と本人が表層的に理解していることだけではなく、本人でさえ見えなかった才能も探し出すことができます。
本書では「価値観」「才能」「情熱」を探り出すいくつかの質問を用意されています。
例えば、「才能」に関する質問では、
Q1:一番充実していた体験は?
Q2:最近イラッとしたのはいつ?
Q3:周囲に聞く自分の長所は?
など。
これらの質問の答え、共通点を探っていくことで「情熱があり、自分の価値観に沿った才能ある分野」を見つけることができます。
強みを分かった上で、企業の選択を行えば、マッチングの確率もぐんと上がるでしょう。
また、情熱があり、自分の価値観に沿った才能ある分野に進むことで、現場でも活躍しやすくなります。
「【図解】やりたいことの見つけ方|価値観×情熱×才能で今から見つけ出す!」では、本書のメソッドを詳しく解説しています。
読みながら取り組んでいくことで、「本当にやりたいこと」を見つけていくことができるので、合わせて参照にしてください。
また、自分軸になっていくために読むべき本は「【自分軸になるために読むべき本5選】自分軸を強化し、思い通りの人生を!」でもまとめています。
ぜひ、あなたに合った一冊を見つけてみてください。
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