恋愛依存症4タイプの解説とインナーチャイルドとの関わり【解決策あり】

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恋愛依存症の4つのタイプ

苦しむ女性のイメージ

恋愛依存には4つのタイプあります。

いずれも強い執着心がある状態ですが、執着の対象が異なっており、そのため、同じ恋愛依存症でもまったく違う症状があらわれてきます。

共依存タイプ

「相手に必要とされることを必要とする」。


共依存タイプはまさにこの一言に集約されます。


つまり、相手の役に立って、初めて自己価値が見出せるような依存の仕方で、相手に自身の価値を明け渡してしまっている状態なのです。


共依存タイプは、相手の役に立たなければ自己価値がないと信じているので、常に相手の顔色を伺い、世話を焼く傾向があります。


世話を焼かれる方は自立できなくなり、結果、対等に支え合う関係ではなく、親子のような関係になりがちです。

  • 相手を救済したがる
  • 相手を放っておけない
  • 自分が好きな気持ちより、相手から好かれることに重きを置く
  • 相手が自分から自立することを嫌がる

などの特徴があります。


アルコール依存症を支えるパートナーなどは、共依存タイプの場合があります。

回避依存タイプ

回避依存とは、恋人と親密な関係をあえて避けてしまう依存の仕方を言います。


親密になること、優しくすること、愛情を与えることや受け取ることなど、暖かな恋愛関係をあえて避けしまうのです。


人には他者と適切な心の距離感がありますが、回避依存タイプはこの距離が遠いのです。


必要以上に、相手に近づきすぎて、世話をやきたがる共依存タイプと真逆なのですが、共依存タイプと回避依存タイプはよくカップルになりやすい傾向があります。


また、回避依存タイプには以下4つの特色があります。

独裁者(支配か服従かの権力関係)

自分の正しさを主張する傾向があります。

自分の思い通りに相手を動かそうとしたがり、パートナーに行動の制限をかけようとします。

身体的、精神的な暴力をふるうこともあります。

搾取者(損か得かの利害関係)

相手を利用することに価値を見出し、要求は際限なく続きます。

相手側が自分の要求をのんで当然、という気持ちが強い傾向があげられます。

ナルシスト(相手をもののように扱う関係)

「自分は特別な存在だ」という感覚が強く、けれど相手も同じように特別な存在だということを認められません。

実は自信がないのです。

そのため、相手から特別扱いを求めたり、自分の理想を押しつけて、相手を思い通りにしたがる傾向があります。

脱走者(束縛を嫌がり、離れようとする)

脱走者は必要なまでに束縛を嫌がり、自由を求める傾向があります。

自由がなくなる気がすると、相手から離れたり、ひとりになろうとします。

ロマンス依存タイプ

ロマンス依存は、恋愛に刺激や情熱、波乱万丈を強く求め過ぎてしまうタイプです。


「ジェットコースターのような刺激がなければ恋愛ではない」と思っているのです。


そのため、友人の恋人や既婚者ばかりを好きになったり、世界観を共有できる人ではなく、別世界の人に惹かれやすい傾向があります。

一歩一歩積み上げるような関係にはあまり興味がわかず、自分を好きになってくれるような人は好きになれなかったりします。


また、自分が相手を追いかけているうちはスリルを味わえるのですが、相手が振り向いた途端に熱が冷めてしまうこともあります。


「手の届かない」存在に憧れが強いのです。

セックス依存タイプ

愛情があるからセックスをするのではなく、セックスを通してでしか「安らぎ」「生きている実感」「愛情」を感じられず、セックスをせずにはいられないのがセックス依存タイプです。


セックスの衝動を抑えるのが難しく、時・場合・場所・相手を考えたセックスをすることのリスクやデメリットが頭から抜け落ちてしまいます。


ポルノ商品や風俗に費やすお金も膨大で、セックスをするためならあらゆる努力を尽くす傾向があります。


相手とセックスをしている最中、高揚感を得られますが、終わると虚しさや罪悪感にさいなまれることがあります。


セックスが好きで行為に至っているセックス好きとは違い、強い自己否定感を埋めるように半ば強迫的に行為に至ってしまうのが特徴です。

インナーチャイルドを癒すこと=恋愛依存と治すこと

インナーチャイルドのイメージ

愛情依存を脱していくためには、自分には「ない」と思っている傷ついたインナーチャイルド(強い自己否定感)を癒していくことが一番の近道です。


根本が癒されないことには、例えパートナーを変えても環境を変えても、問題はついてまわります。


なぜなら、その問題はあなたの周りにあるのではなく、あなたの中にあるためです。


問題が出てきた時には、問題の根を見つめて、そこにじっくり向き合っていくことが最善の方法なのです。


インナーチャイルドを癒す方法は具体的に2つあります。

  1. カウンセラーによるインナーチャイルドセラピーを受けること。
  2. セルフによるインナーチャイルドのセラピーを行うこと。

はじめは、「カウンセラーによるインナーチャイルドセラピーを受けること」をおすすめします。


理由は、「癒される感覚」というものをカウンセラーで実感してからの方がセルフで行う場合も癒しの進み方が早いため。


信頼できるカウンセラーのフォローがあった上で、セルフで行うとより効果も発揮しやすくなります。


それでは、それぞれのインナーチャイルドセラピーについてを見ていきましょう。

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恋愛依存のイメージ画像

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