
なんか生きづらい・・・
でも、生きづらい原因もよく分からない。
どうしてこんな気持ちになるんだろう。
どうしたらこの気持ちは解消されるのかな?

漠然とした生きづらさは理由も説明できなくて辛いよね。
ここでは、そんな言葉にできない生きづらさの原因について解明していくね。
- 漠然とした生きづらさの原因を解明
- 対処法を3ステップで紹介
- 心への理解を深めるための書籍を紹介
- 今日からできる「生きづらさ」解消ワークを紹介

私は長年「生きづらさ」を抱えており、それを解消したいと心理の道に入りました。
インナーチャイルドを癒すことで、私の人生は好転していきました。
「生きづらさ」の原因追求は、人生好転の足がかりになる第一歩です。
生きづらさの原因は「自分らしさ」を否定するインナーチャイルドにある

生きづらさの原因は「自分らしさ」を否定するインナーチャイルドにあります。
自分らしさとは、自分の価値観や個性を大切にしていて、「自然体」で言動が行えること。
けれど、子供時代に周囲の人に本来の自分を否定されることを言われると、自分を否定する価値観が構築され、大人になっても自分を否定して生きてしまいます。
すると、人前で無理をし、生きづらさを抱えてしまうのです。
さらに自分らしさの否定は、「自信の欠如」「強い承認欲求」「他人軸で生きてしまう」などの問題を生み出し、日常生活の各方面でさらに生きづらさを感じさせてしまいます。
それらの問題を解決するためにはまず、
- インナーチャイルドの問題を知ること
- 自分の心について理解を深めること
- 信頼できるカウンセラーのカウンセリングを受けること
の手順でインナーチャイルドを癒していく必要があります。
ではまず、生きづらさの根幹にある「自分らしさ」と「インナーチャイルド」について掘り下げていきます。
「自分らしさ」とは?

自分らしさとは、自分の価値観や個性を大切にしていて、「自然体」で言動が行えることを言います。
「自然体」「等身大」「自分の価値観や個性を大切にしている」などが自分らしさのキーワードです。
なぜ、「自分らしくない」と生きづらさと感じるのかというと、自分らしくない時は、あなたが「無理」をしているということだからです。
- 言いたいことを言いたいけど、ケンカになるのが嫌でつい我慢をしてしまう。
- 一人の時間が大切。でも、誘われたから行かなきゃいけない。
- 本当は楽しくないけど、愛想よくしないといけないから笑っておこう。
- 未練あるけど、それを人前に出すのはカッコ悪いから平気なフリをしよう。
自分らしくあろうとした時、心に沿った言葉や行動をしていく必要があります。
けれど、自分らしくいることよりも、全体のこと、社会のこと、親とは、学校とはという先入観、また世論や一般論に沿った行動をしなくてはいけないという思い込み…。
そう言ったものが、あなたの気持ちに無意識のブレーキをかけてしまい、心の声と言動がちぐはぐな状態を生む時、人は疲れてしまうのです。
それもそのはずです。
無理をし続けていて、楽しいはずはありません。
そして、小さな無理の積み重ねがあなたに「生きづらさ」を覚えさせてしまうのです。
では、なぜ人は自分の心に嘘をつき、自分を「生きづらい状況」に自ら追い込んでしまうのでしょうか。
自分らしく生きられない理由はインナーチャイルドある!

その答えは傷ついた「インナーチャイルド」にあります。
インナーチャイルドとは幼少期から思春期にかけて構築された価値観やセルフイメージのこと。
インナーチャイルドはその当時、関わってきた人や環境によってつくられます。
けれどその頃、傷つくことやショックなことなどがあると、インナーチャイルド自身も傷つきます。
その後、傷ついた価値観を元に人間関係を築き、物事を判断していくので、その影響は大人になっても続きます。

インナーチャイルドはあなたの価値観の基礎になる重要なものです。
家で例えるならまさに基礎の部分。
基礎が傷ついた家はいくらその上に立派な箱を乗せようと、危うく、不安定なものとなってしまいます。
インナーチャイルドが傷ついているということは、
それだけ、社会や人間関係のなかでに不安定になりやすいのです。
- 社会はひどい場所だと信じるのなら、社会の中で怯えて過ごさなければいけないしょう。
- 人は自分を傷つけると信じるのなら、そんな危険な人の前で無防備でいられるはずはありません。
- 自分は何もできないと信じるのなら、そんな自分は新しいチャレンジなどふさわしいものには思えません。
- 自分は何もできないと信じるのなら、そんな自分は新しいチャレンジなどふさわしいものには思えません。
つまり、インナーチャイルドが傷ついていると、本来持っている自分らしさを発揮しにくい状況が作られてしまうのです。
自分らしくいられないことで、もたらされる7つの問題

インナーチャイルドが傷つき、自分らしく生きられない人は、否定的な価値観を抱えている人です。
社会や人の中に「安心感」や「愛」を感じにくく、生きづらさを覚えてしまいます。
そして、その自分らしくいられないと起きる問題とは大きく7つに分類されます。
全てが当てはまらなくても、生きづらさの問題が特にどこに現れているのかの参考にしてみてください。
問題①:自信がない
自分らしさを否定している人は、自信がありません。
なぜなら、自信とは等身大の自分を信じることそのものだからです。
自然体の自分を否定している傷ついたインナーチャイルドがいるのですから、生きづらさを抱く人の多くには「自信の欠如」が見られます。
「自分には才能がないからできない」
「私はかわいくないからモテない」
「僕は頭が悪いから出世できない」
自信がない理由はそれぞれですが、一つ言えることは自信がない人は「ある」「できる」「持っている」ことが自信の根拠であり、自分はそれが「ない」存在だと信じているということ。
けれど、人にはそもそも「存在の価値」があります。
生まれてきた時、人はただそれだけで周りの人から祝福を受けています。
「生まれてきてくれてありがとう」と言われています。
けれど、インナーチャイルドが傷ついていると、そもそもの自分の価値を認められないのです。
なぜなら、過去に周囲の人に自分の存在の価値を否定されてきたため。
そのため、自分はこの先に何をやっても「ダメ」「できない」「叶わない」と先に自分の可能性を否定してしまう傾向があるのです。
問題②:自分を大きく見せてしまう

自分らしさが出せない人は、自信がなく、その自信のなさをカバーするために自分を必要以上に大きく見せようとしてしまうことがあります。
「自分を必要以上に小さく見せる自己卑下」と「自分を必要以上に大きく見せる傲慢」は別の方向性のものではなく、実は同じ線の上に並んでいるものなのです。
いずれも自分らしさという等身大の自分の価値を信じられないことが原因です。
けれど、自信のなさがひっくり返って、傲慢な態度になってしまう場合は、周囲からは自信がないとはあまり思われません。
「すごいね」「さすが」と言われるようなことも多く、本人もできる自分、すごい自分、能力のある自分へのこだわりを捨てられません。
むしろ、少しでもミスをしたら周囲を裏切るのではないか、ガッカリされるのではないかというプレッシャーから、余計に周囲に自然体の自分を見せにくくなってしまう傾向があります。
ミスや間違いを認めることで自己価値が下がってしまうので、完璧を貫こうとして、いつも気が抜けず疲れてしまうのです。
問題③:強い承認欲求
自分らしさや自分の存在の価値を認められない時、周囲からの承認で自己肯定感をアップさせようとしていきます。
自分で自分を認めらないわけですから、その欲求を何とか周囲の人々から満たしてもらいたいと思うのです。
ストレートに人に自慢をすることもあれば、もっと認めてほしいと訴える場合、表には出さないけれど、心のうちに強い承認欲求を抱えて苦しんでいる場合などがあります。
ただ、承認欲求は人の原始的な欲求です。
子供は親からの承認を何よりも欲しがりますし、子供からしたら親の愛や承認は、生きることに等しいほど大切なものなのです。
子供時代に十分に満たされた場合は、自然と自分らしさを信じることができ、自己肯定感も高く、それゆえ周囲から認められたいという欲求も治まっていきます。
けれど、子供時代にその欲求が満たされなかったり、無条件の承認や愛ではなく、「これができたら…」という限定的な承認や愛しかもらえなかった場合、大人になっても条件でしか自己価値を認められず、過去に満たされなかった承認を周囲から過剰に欲しがって苦しくなってしまいます。
問題④:愛を受け取れない

自分で自分を認められないと、他者からの承認を過剰に欲しがってしまう傾向があります。
ただ、本人は愛を欲しがるのですが、そもそもの自己肯定感が低く、「自分らしさ」を認めていないと、他者からの愛も受け取ることが難しいのです。
なぜなら、「自分の愛し方」そのものを知らないから。
他者から愛を与えられても、それが愛されていることなのかが分からず、受け取れないことが多いのです。
もしくは、自分の価値を信じられないため、「愛ある言葉は自分には相応しくない」とか、「どうせお世辞だろう」「本音で言っているはずはない」など、目の前にきた愛をつかめないこともあります。
承認欲求が強く、認められたいと思う反面、「あなたはよくやっているよ」と人に褒められれば、「そんなことない」と、欲しがっていたものを素直に受け取ることができないのです。
問題⑤:他人軸で生きてしまう
自分らしさを認められないということは、自分よりも他人を優先させてしまう、「他人軸」で生きてしまうと問題が出てきます。
自分の感性より、人からの意見を優先させて生きてしまう状態。
他者の意見は千差万別ですが、それらに合わせなきゃ「嫌われてしまう」「無価値になってしまう」という気持ちもあり、風見鶏のように意見をコロコロと変えてしまうこともあります。
結果、人疲れを起こしやすく、生きづらさを感じてしまいます。
他者の意見は十人十色です。
その全てに意見ややり方を合わせることはそもそも不可能ですが、他人軸の時は、それを何とかやろうとしてしまい、結果、他者に振り回されてしまいます。
また、自分の意見を言うことをわがままのように捉えてしまうため、どうしても我慢・辛抱の傾向が強くなってしまいます。
ストレスをためやすく、気づけば「一人になりたい!」と思っていることもしばしば。
「気遣いをしすぎる」「人の中で緊張感を覚えやすい」などの問題もあります。

問題⑥:羨ましい人に対する嫉妬と嫌悪感
自分らしく生きていないと、自分の個性を発揮して生きている人に対し、羨ましいという感情がひっくり返り、嫉妬や嫌悪感を抱きやすくなります。
なぜなら、自分自身の個性を否定しているため、自分がそれをできないのに、人がそれをしてしまっているということが納得いかないのです。
このような気持ちを心理学用語でシャドーや投影と言います。

投影は自分自身の問題が他者に映し出されている状態です。
けれど、投影のトリックに気付かないうちは、自分らしさとは何か、自分とは何かに向き合うことはありません。
そして、他者への嫌悪感を抱き続けているうちは、自分の個性も発揮できず、フラストレーションだけ溜まっていく悪循環に陥ってしまいます。
結果、「人嫌い」などの問題も引き起こしてしまいます。
問題⑦:強すぎる善悪感情

自分の個性を認められないと、自分以外の他人・社会のルールをいつも優先させる「他人軸」という問題が起きてしまいます。
その問題に関連して起きてくるのが「強すぎる善悪感情」です。
強すぎる善悪感情は、自分自身を他者や社会のルールで縛っている状態です。
「〜でなくてならない」
「〜ではいけない」
そう言った倫理観が強すぎて、自分と他人を裁く癖があるのです。
「怠け者は悪だ!」と善悪感情があったとします。
そうした時、疲れていても休むことがはばかれてしまいますし、同時に、のんびりとした人や休んでいる人を見たときに、「それはいけない!」と糾弾したくなるでしょう。
善悪感情が強過ぎると、感情が過敏になり、人とぶつかることも増えてしまいます。
そして、生きづらさを感じやすくなってしまうのです。

自分らしく生きられないっていうだけで、こんなにたくさんの問題が出てくるんだね!

そうなんだよ。
これらの問題はアダルトチルドレンだった私が、実際に抱えていた問題でもあるんだ!
これまでは生きづらさの原因と問題を紐解いたよ。
ここからはどうやったらそれらを乗り越えていけるのかを書いていくね!
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