モテるHSPの特徴3:記憶力がいい
HSPはそうでない人に比べて右脳が優位に働いており、記憶力がいいことが特徴です。
感受性が豊かなだけでなく、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚などの五感が優れており、与えられた情報をイメージとして処理するのです。
このイメージ処理能力は、文字・数字で記憶する左脳優位よりも、記憶容量が大きいことが特徴。
そのため、HSPは印象に残った景色や人の変化などによく気づき、それを覚えていることができます。
右脳優位(HSP)…イメージによる記憶=大量
左脳優位…文字や数字による記憶=少量
「新しい髪型すてきだね」
「この前言っていたこれって…」
モテるHSPは、そんなことをさりげなく相手に言うことができます。
些細なことも覚えてもらえていることは、相手にとって「興味を持ってくれているんだ」という喜びになります。
そういった記憶力を上手に扱えているため、相手からの信頼を勝ち得ることができるのです。
モテるHSPの特徴4:調和をとってくれる
HSPは、「自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づく」ことから、大勢の人がいる中で「この人が楽しめていない」「つまらなそうにしている」といったことによく気がつきます。
そのため、さりげなく相手をフォローしたり、活躍できていない人に会話のパスを投げるなど、場の調和をとることができるのです。
また、場の空気を読むことに長けていることから、「会話が盛り下がってきた」と感じたら新しい話題を提供するなど、全体を考え、自ら率先する場合もあります。
全体のことを考えて動けるため、「彼(彼女)を呼べば楽しくなる」と人気がでることもしばしば。
そんなHSPは、調和を取ってくれる癒しの存在としてと重宝されるのです。
モテるHSPの特徴5:考察力が深く、思いやりが強い
「物事を深く考察する」ことが得意なHSPは、「なぜそうなるのだろう」「この行動にはどいった意味があるのだろう」と人や出来事の背景にも思いを馳せる傾向があります。
ふと相手が何気なしに見せた表情の真意を読み取り、今日は疲れていそうだと感じたらそっとしておくなどの選択を取ることもあります。
そうした深い考察力は、相手からすると「わざわざ言葉にしなくても分かってくれる」とありがたがられることも多くあります。
そうしたHSPは、読み解く力を相手のために使ってあげることができるので、相手からすると、痒い所に手が届く存在なのです。
モテるHSPの特徴6:感受性が豊かでロマンチスト
HSPは五感が優れているため、人より多くの情報を受け止め、心を震わせる感受性が高いことが特徴です。
そのため、涙もろい人も多いのです。
涙もろいことは人によっては「弱さ」と受け止められることもありますが、多くは優しさとして肯定的に受け入れられるでしょう。
一つの出来事に感動して、心を震わせる姿は純粋で、美しいのです。
モテやすいHSPはそのような感情を素直に表現するため、共感を呼びやすく、親しみやすさを覚えてもらうことができます。
また、自分の感動したことを相手に施してあげたいという気持ちも強く、デートや記念日の演出を張り切ることがあります。
そういったロマンチストな一面もモテる要素の一つです。
モテるHSPの特徴7:感覚と理論のバランスがいい
先ほど、HSPは右脳優位であると書きましたが、かといって左脳が劣っているという訳ではありません。
モテやすいHSPは、右脳や左脳のバランスがよく、感覚と理論を組み合わせて話すことが得意な傾向があります。
左脳は文字や数字で情報を処理していきますが、右脳は図・画像・表情・イントネーション・音・光など、文字や数字以外のすべての情報に反応し処理できるため、情報処理の要領が大きいことが特徴です。
HSPは幼い頃は右脳が活発ですが、大人になるにつれ、理論的な左脳も発達していきます。
すると、きちんと人の気持ちは汲み取った上で、理論的な話を展開することもできるようになるのです。
感覚と理論のバランスがいいHSPの話は説得力もあり、人を惹きつけます。
モテるHSPの特徴8:特定の分野で秀でている
物事を深く考察することが得意なHSPは一度ハマったらとことん物事を追求していきます。
そのため、モテやすいHSPは特定の分野で深い知見などを備えている人が多い傾向があります。
ある分野で秀でていると、その道のプロフェッショナルとして可能性が開けていることもしばしば。
そんな秀でた知見を携えたHSPは「得意な分野」という成果だけでなく、そこに至るまでのトライ&エラーも含めて経験値という宝を持っています。
極めた人や秀でた人が魅力的に感じるのは、失敗や挫折も含め、そこに至るまでの努力をしているから。
そんなHSPこそ、内側から輝くような魅力を放つのです。
HSPでモテやすくなるための対処法
冒頭でお話した通り、HSPはモテるタイプとそうでないタイプが極端に分かれます。
HSPだけどモテにくいと感じる場合は、「自分の気質を正しく理解し、自分と人のために活かせていない」パターンが挙げられます。
元々、HSPは些細なことに敏感で、感受性が豊かな人ですが、そのような気質を自分で否定してしまっていた時、気質が人間関係のなかで活かしにくくなってしまいます。
つまり、HSPがモテやすくなっていくためには、
- 自分の気質を正しく理解する
- 自分の気質を肯定する
- 自分の気質を人間関係のなかで活かす
の順番に取り組んでいくとよいのです。
それでは、具体的なステップを見ていきましょう。
モテるためのステップ1:自分の気質を正しく理解する
まず、自分が持っている気質はどんなものがあるのかを正しく理解することが大切です。
正しい理解ができるとこれまで否定してきた自分の性格が「HSP特有の物であった!」と分かり、人に合わせる必要性もないことも理解できます。
おすすめは、HSPの書籍を一冊購入すること。
きちんとまとめられた知識を手に入れることで、自己理解が進んでいくことでしょう。
私のおすすめの2冊はこちらです。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
2018年からスマッシュヒットを飛ばした「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本は、繊細さんの気質理解と同時に生きやすくなる方法を説いています。
自分はこのままでよかったんだ!と思える優しい内容になっていますので、HSPだと気づいたらまず手にするといいでしょう。
詳しい書評は「【感想・ネタバレ】HSPの心理学ブロガーが「繊細さん」の本を読んでみた」でも紹介していますので、合わせてご覧ください。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン) の教科書
こちらは自身もHSPである著者が、HSPの気質を肯定的にとらえ直すという目的のために書かれた一冊です。
「HSPとは何か」から「意識を変えてとらえ直すまで」を分かりやすく解説していますので、HSP入門に最適な一冊です。
こうした書籍を手にし、自己理解が進むだけで、自己愛に至っていきます。
「モテる」ということを目的にしはじめた勉強の中で、「自分を愛するとは何か」といった本質にも向き合っていくことができるでしょう。
モテるためのステップ2:自分の気質を肯定する
HSPは環境や周囲の刷り込みで持って生まれた気質を否定してしまっている場合が多くあります。
「感じすぎる自分はダメだ」
「気にしないように鈍感力を身につけなくては」
「打たれ強くなっていかないといけない」
けれど、そうした本来の気質と真逆の努力をしようとした時、本来のある気質を否定するような努力の仕方になり、結果その努力は実りにくく、むしろ苦しいものになっていってしまいます。
またそうした努力はHSPの気質を活かすものではありません。
あなたはあなたらしくいた時に一番輝いていくのです。
あなたが気質を肯定していくために、まずは自分の感じていること、受け取っていることを肯定する訓練をしていきましょう。
最も簡単な方法だと、マインドフルネスがおすすめです。
1979年にジョン・カバット・ジン氏が、リウマチや末期がん患者の痛みケアのために、開発した瞑想法のこと。
「今・ココ」に意識を向け続け、湧き出るあらゆる思念を評価せず、ただありのままに眺めるというシンプルな瞑想で、あらゆるストレスと「こうでなければいけない」ジャッジを手放すことができる。
マインドフルネスに関する詳しいことは「コロナストレスから解放!1日5分のマインドフルネス瞑想でストレスに強い心を育てる」でも書いていますので合わせてご覧ください。
具体的なマインドフルネスのやり方は以下の通りです。
- 楽な姿勢で座る
- 目を閉じて、自分の目の前に川があるのをイメージする
- 呼吸に意識を向ける
- 途中で雑念が湧いてきたら、その雑念を葉っぱに乗せて川に流すイメージをする
「感じすぎる自分はダメだ」
「気にしないように鈍感力を身につけなくては」
「打たれ強くなっていかないといけない」
このような「〜しなければいけない」「〜でなければいけない」という思考は、自己否定の根幹にあるものです。
それらを手放すことで、「この自分であってもいい」と次第に自分の気質を許し、肯定することができるようになります。
そのほか、自分を肯定するステップとしては「本音を大切にする」ことが重要です。
本音の見つけ方や大切にする方法は「【極意】HSP(繊細さん)が楽に生きる方法|結論=HSPの気質と本音を大切にする!」でも詳しく語っていますので、合わせてご覧ください。
また、自分を肯定していくために最も有効な手段が、自分を向き合うカウンセリングです。
「光の心理学」ではオンラインカウンセリングも行っていますので、自己肯定感を上げていきたい方はお気軽にお尋ねください。
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