自分軸ってどうやって見つけたらいいのかな?
自分軸が弱い場合、作り方ってあるの?
この記事では自分軸の見つけ方や作り方について具体的に答えていくよ。
- 自分軸になることで得られるメリット5つ
- 自分軸の強さ段階に合わせた、自分軸の見つけ方と作り方4選
自分軸とは
自分軸とはひとことでいうと、人生の主軸に「自分の価値観」をおいた生き方のことです。
自分軸で生きている人は「〜したい」「〜ありたい」という信念が行動の基準になっています。
それゆえ、自分軸が強い人は信念があり、芯の通った人ということができます。
逆に人生の主軸に「他人の価値観」をおいた生き方を他人軸と言います。
他人軸は「〜しなければいけない」「〜でなくてはならない」という気持ちから行動を起こす傾向があります。
他人軸で生きると、他人の価値観に振り回されてしまうため、ストレスを抱えやすくなってしまいます。
自分軸に生きると得られるメリット
自分軸で生きると、人生に様々なよい変化が訪れるようになります。
ここでは、次の5つのメリットを取り上げていきます。
- 自己肯定感があがる
- 自分の気持ちと人の気持ちの両方を大切にできる
- 他人の評価が気にならなくなる
- 無駄を削ぎ落とせる
- やりたいことが増え、意欲的になる
メリット1:自己肯定感があがる
自分軸で生きることで、まず自己肯定感が高まっていきます。
なぜなら、自分の「〜したい」「〜ありたい」という信念で行動すること=自分を大切にすることに通じるからです。
そもそも、自己肯定感とは自分のありのままの存在を肯定している感覚のこと。
自分の心の声を大切にする自分軸になるほど、自己肯定感も同時も育っていくのです。
メリット2:自分の気持ちと人の気持ちの両方を大切にできる
自分軸で生きる人は自分の信念と気持ちを大切にできる人です。
すると、人が大切にしている価値観も同じように大切にできるようになっていきます。
自分の気持ちが分かる人は、人の気持ちにも寄り添うことができる人です。
人は、無意識の中では自分と他人を区別できないという特徴があり、「気持ちを大切にする」という価値観が自分にも人にも反映されていくのです。
結果、自分と人を大切にできる自分軸の人は人からも愛されやすくなります。
メリット3:他人の評価が気にならなくなる
自分軸で生きていくと、他人からの評価が気にならなくなります。
自分軸で生きる人が大切にしているのはまず「自分の価値観」なので、価値観に沿った行動をして、結果、他人からよくない評価をされたとしてもその評価に振り回されることがないのです。
相手からの評価をあまり気にかけず、「私は私、相手は相手」と健全な境界線を引くことができるようになります。
それは人から「嫌われる勇気」を持てるということ。
「嫌われる勇気」を持てると、他人からどう思われるかよりもより自分はどうしたいのかに目を止めて、行動できるようになります。
メリット4:無駄を削ぎ落とせる
自分軸で生きると「〜したい」「〜ありたい」がはっきりすると同時に、「〜したくない」「〜でありたくない」という価値観も育っていきます。
それは、より自分らしく生きることにも通じてきます。
自分の理想とする生き方のために、無駄だと思えるものを削ぎ落とすことも上手になっていきます。
時間の使い方もシンプルになり、よりやりたいことや理想にまい進できるようになります。
メリット5:やりたいことが増え、意欲的になる
無駄を削ぎ落とし時間の使い方が上手になるほど、自然と日常に新しいアイディアを生み出す余白が生まれていきます。
そのアイディアは次のやりたいことにも通じていきます。
自分軸の人は、次々とやりたいことをやっていくことでさらに意欲的になっていきます。
自分軸で生きるほど、自己実現への道が開け、成功しやすくなっていきます。
自分軸の見つけ方と作り方4選
自己肯定感が上がり、他人の評価にも振り回されず、自己実現に向けてまい進できる自分軸という生き方。
そんな自分軸で生きていくためには、あなたの自分軸の強さの度合いに合わせて4つの見つけ方と作り方があります。
- 自分軸がとても弱いを感じる方は…カウンセリング
- 自分軸が弱いを感じる方は…ラベリングと小さな欲求を叶える練習。
- 好き嫌いは分かるが「〜やりたい」「〜でありたい」が明確でない方は…本当にやりたいことを見つける練習。
- やりたいことははっきりしているが、もっと自分軸を強めたい方は…自分のなかの信念を見つける練習。
それぞれの度合いに合わせて、自分軸を強化していくことで、よりあなたらしさが花開いていきます。
それでは、3つの方法を具体的に見ていきましょう。
自分の自分軸の度合いが分からない方は「【あなたの自分軸度診断】14問の質問に答えるだけ|診断後の対策もあり」の記事も参照にしてみてください。
また、自分軸になっていくために読むべき本は「【自分軸になるために読むべき本5選】自分軸を強化し、思い通りの人生を!」でもまとめています。
ぜひ、あなたに合った一冊を見つけてみてください。
自分軸の見つけ方1:カウンセリング
自分軸がとても弱いと感じる方はカウンセリングをおすすめします。
自分軸がとても弱くなってしまう原因は、ありのままの自分の価値を認めることができなくなっていることにあります。
そして、その理由は主に幼少期に「ありのままの自分を認められる経験が少なかった」ため。
幼少期の経験により、人から評価や承認を求めすぎてしまうようになってしまうのです。
自分軸を作っていくためには、過去の傷ついた自分(インナーチャイルド)を癒し、自己肯定感を回復していくことが近道。
インナーチャイルドについては、
もご覧ください。
カウンセリングでインナーチャイルドを癒すことにより、あなたの自己肯定感が回復し、次第に自分の気持ちも大切にできるようになっていきます。
お金・時間共にかかる手段にはなりますが、私自身もカウンセリングで人生を変えてきました。
「光の心理学」でもオンラインカウンセリングを行っていますので、自分と向き合ってみたいと感じる方はお気軽にお尋ねください。
自分軸の見つけ方2:ラベリングと小さな欲求を叶える
自分軸が弱く、自分の意思がはっきりと分からない方には、ラベリングと小さな欲求を叶える練習をおすすめします。
自分軸が弱くなる原因は、掘り下げると様々ありますが、一つに自分の気持ちより、人の気持ちを優先させすぎてしまうことにあります。
自分の気持ちを無視して、人ばかり優先させてしまうほど、自分の気持ちや意見がだんだんと弱くなり、最終的には自分の気持ちが分からなくなってしまうのです。
そんな状況の時に有効なのがラベリングです。
古来インドより伝えられる「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想法や最近ではマインドフルネスの中で使われる気づきの手法。
やり方は感情が湧いてきたら、その感情に注意を止めて、言語化(心の中でもOK)するというもの。
例えば、怒りが湧いてきたら「私は怒りを感じている」と感情に注意を向けて、その感情を心で感じていきます。
ラベリングを行うほどに、自分の本当の気持ちが息を吹き返していきます。
こんな言葉を言われたら「悲しい」。
認めてもらえることは「嬉しい」。
今日は仕事でうまくいかなくて「イライラする」。
そんな日常の気持ちを大切にすると、次第にその中で小さなやりたいことも生まれていくでしょう。
小さなやりたいことも無視をせず、ぜひチャレンジをしてみてください。
今日は家でゆっくりしたい。
気になっていた映画を一人で観にいきたい。
たまには家事をサボりたい。
デートの誘いを受けたけど気持ちが乗らなくて行きたくない。
など。
やりたくないことを断る・やらないというのも自分軸の構築に役立っていきますので、やりたい・やりたくないという自分の素直な気持ちに沿って、行動をしてみてください。
ただ、自分軸が弱い人がその課題にチャレンジした時、同時に人から嫌われる恐怖と対峙していくことになります。
自分軸が弱い人は、人から愛されている実感が乏しく、それゆえ、人の評価を気にしてしまったり、人から嫌われることを怖がってしまう傾向があります。
そんな時にはアドラー心理学の名著「嫌われる勇気」が役立ちます。
人から「嫌われる勇気」を持つことこそが、人が幸せになっていく方法だということを哲学の名人「哲人」と価値観やルールに縛られ生きる青年との対話形式で書かれた本で、読むことであなたの背中を後押ししてくれることでしょう。
課題にチャレンジするのと合わせてチェックしてみてください。
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